斉藤! おい! 斉藤!!
あ、ハイハイーー!!
う、うるっさい! ・・・・ こ 声がでかぃ! シヒーーズカニ、シャベッテクレーー
ハア? どしたんすか? 山下先輩?? ・・・・・・
いいか斉藤、なんでもいいから、とにかく静かにきいてくれ!
ハ!
お前な、最近何かおかしいなと思う事ないか? 何か妙に変だなと思う異変のような事はなかったか?
イエ? ゼンゼン! いつも通り全く何も変わっていませんけど? 異変て、なにがですか? ? ?
んーなんか、これはいつもとは違うなというか、何かしらの異変に気づいたことはないのかと聞いているんだ!
いえ、ありませんけど。
・・・・ああっ! そういえば先輩! 昨日自分、トムクルーズに間違われました! トップガンの!! ハハハ!
いや、、、そんなことじゃなくて、もっと何というかこう仕事の帰りに誰かに後をつけられたとか、なんかそんな感じの危険な犯罪の匂いのするような、そんな異変のことだ!
いえ、全くありません。
・・・・・・・・・もういい。
そもそもお前に聞いたのが間違いだったようだ、・・・こんなあほ丸出しに貴重な時間を使ったとはなさけない! 後悔している。
チョチョチョット待ってくださいよ、先輩、もしかしてあの100ドル札のことですか? 焼け焦げてる・・・
あれは偽物ですよ、ベトナムじゃ葬式のときなんかに死者と一緒に焼いたりするらしいですよ、マジ。
うるさい! ほんとに、もういい!
・・・・・・・・・・・先輩 !