無駄使い~超円高に対する日本政府為替介入の結果~
日本円が1ドル76円台という史上最高値を更新しようかという勢いの時に、
報道によると、この超円高を止める為に政府は為替介入として、
4兆円をつぎ込んだそうです。
ということは、日本政府は4兆円分のドルを買ったということですね。
この4兆円分のドルというのはどのように処理されるのかが
報道はされていませんが、結局は、また円を買い戻すか、
そのドルで他の何かを買ったりするわけですがそのときにはすでに
円は安くなっているわけですからその4兆円分のドルは
3兆9000億円とか目減りしてしまいます。
つまり損害が出るわけです。
ではその差額の1000億円はどこへ行ったのか。
一部は為替取引の手数料になるのでしょうが、
大部分は投資家が利益を得ることになるのでしょう。
つまり結局は、日本政府が為替介入することによって、
投資家に利益を与えているだけなのではないでしょうか。
為替介入は日本の最重要産業である輸出企業をフォローをするのが
大きな目的の一つです。
その輸出企業に直接融資したり、或いは間接的に
輸出の為の周辺整備の為にお金を使った方が
どんなに有効なのではないかと思うのですが。