トコジラミを自力で駆除するのは不可能ではありません。
それを成功させた人のブログを読むこともできます。
ただ、とても難しいことは確かだと思います。
最近も、品川区の施設がトコジラミで使用中止になったという新聞記事を読みました。





トコジラミ自力駆除が難しいと私が思ったのは、トコジラミは
【姿が見えない・とてもしぶとい・繁殖力が強い】
ということがあるからです。

今日はそれについて、少し詳しく書きますね。

🔹 理由1: 姿が見えない
トコジラミは夜行性で、昼間は畳の中・家具の後ろ、
マットレスの縫い目や中などに潜んでおり、夜でも光や音に反応して隠れます。
卵も目視では確認できませんし、寒くなる前に産み付けられた卵も、
暖かくなるまで休眠状態で、極端な乾燥がないかぎりは何ヶ月も生き延びます。
1年生存した個体も確認されています。
また、トコジラミに刺されて痒くても、蚊なのかダニなのか判断できません。
私も蚊だろうと思ってしまい、対応が3週間遅れました。
手をこまねいているうちに繁殖されてしまうと、
家具・衣服・畳の廃棄という事態もあり得ます。

→我が家は、大丈夫だった部屋の畳も入れ替えました。


🔹理由2:とてもしぶとい
成虫も卵も、強くてなかなか死にません。
確実に死滅させるには、60度以上の熱を30〜90分以上当てる必要があります。
この時間30〜90分というの幅は何かというと、
厚い布団などでは、中心までその温度に達するのに時間がかかるため、
安全のため、長めに発表されているものです。

以下に、駆除方法の一つとしての加熱方法のいくつかと、
それぞれのデメリットを、今回と次回に分けて書きます。


1)家庭用布団乾燥機:
卵は布団やマットレスの縫い目に産みつけられ、
成虫は布団やマットレスの奥深くに入り込んで隠れています。
布団乾燥機で寝具に十分な加熱ができても、その他の衣類や
布物(カーテン、タオル、カーペットなど)の全てを、
布団乾燥機用の衣服乾燥袋(普通あまり大きくない)に入れて加熱するのは、
多くの手間と時間を要します。

また、家の他の場所に成虫や卵をばら撒かないためにも、
一室に作業場所を絞り、寝具をはじめとした、全ての布物をそこに運び込む必要があります。
その作業中に、成虫が自分について移動したり、
落ちて、家具の後ろに隠れられてしまうこともあります。
とにかく全てを所定の位置から運び出して、ビニール袋に密閉する手間が大変です。

我が家では90Lの丈夫な袋をたくさん買い、
活用はしましたが、最後にはげっそりしました。


《今入手できる布団乾燥機へのわずかな心配》
私はかつて、広げた布団と同じ大きさ・形になる袋に熱風を送りこみ、
布団とぴたりと重ねるタイプの布団乾燥機を使っていました。
今検索すると、そういうものはなくなっていて、1本あるいは2本のノズルを、
敷いた状態の布団、あるいはベッドに差し込み、隅々まで温風を送るタイプです。

私が参考にしようとした駆除方法のサイトでは、全体に熱がわたりにくいため、
1時間ごとにノズルの位置を変えるようにという指示がありました。
一体何時間これをやったらいいのかと、考え込みました。
また、ダニモードがついている製品は多いですが、
トコジラミ駆除ができるとしている布団乾燥機は、私が見た限りでは、ありませんでした。

ダニモードの説明は、「高音で」「50度以上で」というものであり、
少し温度が低いように思います。
(それはこの後、トコジラミの被害が増えていくに従い、
それに対応した専用機器などが出てくるかもしれないし、
布団乾燥機もトコジラミモード搭載が普通になっていくかもしれませんので、
一概に布団乾燥機が不十分だとは言い切れません。)


また、前述した通り、トコジラミはベッド本体の隠れた部分、
マットレスや布団の縫い目に産卵します。
縫い目というのは、寝具の外周、サイドにももちろんぐるりとあるわけですが、
温風の当たらないそういうところに卵があったり、
成虫が移動してしがみついていたとすると、
表面を加熱しても完全な駆除は難しいのではないかと思います。

また、ダニもそうですが、厚い布団だと、熱が加わると、
そこから奥へ奥へ、あるいへ裏側へ逃げる習性があるので、
布団の完全駆除はそういう点でも危惧を感じます。
(我が家では、使っていないが同じ部屋にあった布団のうち、
無駄に多かった古いものは捨てました)

→トコジラミを発見した日に、使っていた布団はガス処理のためにピクニックシートに積み上げ、
布団圧縮袋に密閉していた客用布団を使い始めました。

長くなりましたので、残りはまた次回で・・