どうしても解せないことがあり、ずっと悶々としていましたが、
誰も教えてくれることができないので、思い切って世の謗りもはばからず、
書かせていただきます。


それは、「侍タイムスリッパーの」主人公、高坂新左門(山口馬木也)さんだけは、
さかやきをしっかり剃っているのではないかということです。

なにしろ、生え際が自然すぎます。
それだけではなく、後半5分の1ぐらいでしょうか、高坂新左衛門がとうとう、
床屋で髪を切りますね。
ここはできれば、「ざんぎり頭」と呼びたいところです。

その時の頭が、なんだか鬘をかぶったような感じです。
そう、昔の喜劇などで、大人の俳優が小学生をやりましたが、
そのときにかぶっていたような、砂利っぱげがついていてもおかしくないような、
上からのダウンスタイル、生え際も分け目も一切見られない、
全鬘としか見えないのです。

証拠にならないかもしれませんが、そのときに、耳の上から下がっている髪の下のもみあげが、
明らかに、長いものを、引っ張り上げて鬘の下に隠しているように見えます。
いや単にもみあげが薄いのかもしれないが、
それにしても、そういう短髪のかつらをかぶっているように、どうしても見えてしまう。

わかりませんよね。
仕方がない、絵に描きます。





結構しっかりと、耳の上まで髪が来ていて、
いきなりその下がこんな感じです。(ここ、というところ)
全体もそうだけれど、この辺がまた、どうしようもなく、鬘感を高めています。
さらに、毛先も、床屋で仕上げてもらったときにさえ、
安作りのジオラマの茅葺屋根のような、艶感が一切ない、不揃いな毛先でありました。

それに対して、あくまで自然な、高坂のさかやき。




最初にタイムスリップして起きあがろうとする時、
雨粒がさかやきをしたたり落ちる時も、非常に自然でした。

私のこの妄想をバックアップしたのが、うっす〜〜いのに、1200円もするパンフレット。
普段私はパンフはなるべく買わないようにしているのですが、
買ってじっくり読んでおりました。
そして気づいたのですが、数ある写真の中に、
一枚も、髪を切った後の高坂の写真がないのです。





このページだけではなく、全てのページで。

私の想像なのですが、本当は高坂は最初から最後まで丁髷で貫く予定であったのを、監督の気が変わって、優子殿に高坂が、

「もう・・・いいんじゃないですか?」

と、ヘアカットを促されるシーンを入れた。

しかし、その時には山口馬木也さんはすでに、立派なさかやきを剃った頭になっていたので、
ええい致し方ござらぬ、極力現代の頭のシーンは少なくして、
そこは全鬘を被ることにしたのではないでしょうか。

これが少し不思議なのは、この映画の中のテレビ時代劇の中の娘も、
前髪と鬢(びん)の生え際は地毛であるところの、最も自然に見せられる半鬘であります。
素晴らしいのです。
それを撮った、こだわりの安田淳一監督が、ここに来て、
高坂の短髪の見え方を、あまり気にしない、ということがありえたのか。

もしかして、本物の侍が無理に短髪にしたあとの居心地の悪さを、
このちょっと不自然な鬘で表現したのでしょうか。

パンフレットには床山さんについての短い記事もありましたが、どこにも詳しく書いてありません。

昔、小池屋の「ポリンキー」のテレビCMで、

🎵 ポリンキー、ポリンキー、三角形の秘密はね
ポリンキー、ポリンキー、美味しさの秘密はね

教えてあげないよ

というのがありましたが、私はぜひ誰かに教えて欲しいです。



髪を切ったあとの高坂が、もし私の妄想は間違いで、さかやきがなかったのなら、
このうちのどれでも良かったと思うのですが。





とても素敵な山口馬木也さん。


いやよく見ると、もみあげはもともとそんなに濃い人ではないですね。
うーんでも、あのボサボサの短髪が、地毛とは思えないので、
やはり実際に月代は剃っていたように思えてなりません。

よく検索して、見つけたら、ご報告します。
もしかして私以外の日本中の人が、答えを知っているのかもしれませんね。



では明日は、月代を剃らない人、というのと、元は剃っていたのだが剃らなくなった人、剃ることを許されなかった人について、書いてみたいと思います。

伝説のポリンキーCM