私たちはBBQソースが大好きで、帰省したら必ず買っていました。
それを知っている友達が、お土産にくれることがあって、
今月もアメリカから遊びに来た生徒が、大きい瓶のものを二本もくれました。
小さいの一本で、と言っておけばよかった、申し訳なかったです。

夫がたびたび、「なぜ日本にはBBQソースがないのだろう」と言いますので、
そうなのかなと思って、スーパーやカルディでよく見てみましたら、
私が気がつく限りでは、そういえば、売っていません。
成城石井などにはあるのでしょうか。
デパートにはあるのでしょうね。

さて、前の晩に作って、残しておいた牛の炙り焼きがあって、
切ってみるといい具合に汁が止まっていたので、トーストサンドにして、
少しBBQソースを入れてみました。
美味しかったです。




食べながら、なぜ日本にはBBQソースがないのかという話になりました。
深く考えたことがなかったので、話しながら考えたのですが・・・

私:サラダって、材料をそのまま食べるでしょ。
だから日本にも昔からマヨネーズやドレッシングがあったと思う。
生野菜のサラダを食べる習慣ができてからだよね、それは。
でも、そのほかに、材料のまま、なにかを足して、とか、かけて、つけて食べるって、
あんまり無くないかね?

夫:そういえばそうかもしれない。なにかを足すというと・・

私:お刺身やお寿司を食べるときの醤油かな?
酢の物なんかは、料理する人がちゃちゃっと作って、最初からかけちゃうでしょ。

夫:そうね。あとは何がある?

私:和食になっちゃっているフライものは、
タルタルソースやとんかつソース、ウスターソースはかけるよね。
あとは、オムレツ、オムライスにケチャップ?

夫:なるほど、やっぱり洋食系だね。

私:今思ったんだけど、洋食って、塩コショウぐらいで料理が終わって、
あとは食卓でこういうソースかけてくださいっていうのが結構あると思う。
ローストなんかみんなそうでしょ。

夫:ああ、グレービーとか、クランベリーソースとかミントソースとか。

私:そうそう。で、私からするとおいしいけど、野菜も肉も同じ味になる感じかな?
そこいくと和食はさ、天つゆや醤油、塩パラぐらいはあるけど、
食卓に出てきた時に、完成形なのが多くないかね?

夫:そういえばそうだね。

私:鰻が出てきました、今日はこのごま油をかけようかなとか、
胡椒はどこ、とかはありえないでしょ。
山椒が定番で。
やっとここ20年ぐらいで、天ぷら屋さんで「これは抹茶塩をお使いください」とか、
お寿司屋さんで「このヒラメは塩でお召し上がりください」で、
それが始まった時は私、新しいなと思ったのを覚えてる。

夫:なるほど。

(私ばかり話しているようですが、話題によっては夫が喋り続け、
私がなるほど・なるほど、と言っていることもあります)

で、結論ですけれども、洋食の中には、ただ焼いて出して、
おいしいソースをかけるものが結構あるので、
「かけて完成させるソース」が発達し、浸透しているのではないでしょうか。

対して、和食の代表的なものは、寿司・鍋物・鰻・天ぷら・・
これは、料理する人が完成形に持って行ってから供するのが多いのでは。

では、イタリアンは、中華は、お国ではどうなのでしょう。
興味あります。
今度、生徒のみんなに訊いてみようと思っています。
面白いこたえがあったら、またご報告しますね。