LFCコンポストというのを2022年の11月15日に始めてから、
3か月でちょうど一つ目のバッグがいっぱいになったので、熟成にかかっています。
馴染みのないみなさんにお話ししますと、コンポストとは、
台所の生ゴミや落ち葉、農家だと雑草なども使いますが、
容器に入れて発酵させて肥料を作るものです。

私は今までに、コンポストバケツ、ダンボールコンポストとやってみて、
今は小さいマンションのベランダで、
それ用のバッグに基材を入れて生ゴミを発酵させる、
「LFCコンポスト」というのをやっているのです。

一つ目のバッグがいっぱいになったところで、
LFCさんの指導に従って、これ以上生ゴミを投入せず、
ときどき水を加えて混ぜる、ということを始めました。

それで3週間以上経ち、目立つゴミが消え、
水を加えても温度の上昇がなくなれば、熟成が完了するそうです。

この一つ目のバッグに、先日初めてコナダニが発生し、
(ひ〜・・・気持ち悪ぅ・・)と、びびりましたが、
これはミズアブと同様、発酵を助けてくれるそうですので、
謹んで住んでいただいています。

2月半ばに二つ目の新しいバッグが、機材と共に届きました。
こちらは、一つ目のように、

「よくかき混ぜたつもりでそうでもなくて、
底から4分の1ぐらいが、基材がそのままで、カラカラだった」

というのを避けようとして、まず、基材は半分だけ入れ、
2ヶ月ほどはその状態でよく生ゴミを混ぜていました。

暖かくなって発酵が良くなってきました。
そのためか、二つめのバッグに毎日500gの生ゴミを投入しても、
嵩が増えない感じになってきました。

で、お隣に置いた一つ目のバッグから移住したのか、
この二つ目も今日見たら、コナダニがまた大発生。😩   
繁殖力強いですね。

今回も、何かがまずかったか、急に生ゴミっぽい臭いが漂ったり、
逆に、何かが功を奏して、生ゴミというより、
秋の朽葉がちょうどよく腐葉土になっていくような、
森林ぽい匂いに変わったり。
本当に面白いです。


理科の成績が悪かったのに、実験が大好きだった私は、
野菜作りもコンポストもとても楽しくて、
履歴書の趣味欄に「コンポスト」書きたいぐらいです。


さて、LFCコンポストとつきあっているうちに、
私の辞書からは「台所のごみ」「生ゴミ」という言葉が消えてしまいました。

だって、野菜の皮やヘタ、コーヒー殻にお茶殻、
鳥・魚の骨や卵の殻って、もともと一つのものであったのが、
私たちが食べないからというだけでゴミとして、捨てられる。

生ゴミに、人間がしているわけですよね。

その「生ゴミ」は、三角コーナーとか、
人によってはシンクのあの丸いバケツ部分などに直接、
なんとなく濡れたまま放置され、暑い季節などはたちまちに、
臭いやぬるぬるを発していって、ゴミ化していくものです。

そこへ、ライフサイクルのやけに短いコバエが、
わ〜いとばかりにやってきて、産卵します。
これはもう、必ず起きることです。

生ゴミの発酵臭に惹かれて訪れるのは、主にショウジョウバエです。
これがそこに出ている生ゴミに産卵し、その生ゴミをば、
そのまま別の、「生ゴミの日に収集場に出すゴミ袋」へ放り込むことが、
一般的には多いのではないでしょうか。

または、あまりゴミが多く出ないご家庭では、
数日、シンクのゴミ入れにゴミが入ったままとか。

するとどうなるか。

「燃えるゴミの日」を2、3日待っているうちに、卵は孵ります。
そして成虫が、少しずつ数を増やしながら室内を飛び回るのです。
新聞を読んでいると新聞に止まり、お茶を飲んでいると目の前を横切り、
なんともはや、うるさいです。
そして、発生源を考えると、いやーな気持ちになります。

コバエの勉強を続け、私ぐらいの手だれになりますと、
片手の一閃(いっせん)で彼奴らを掴み取ることができますが、
大抵の方は、フラフラ飛んでいるのを追いかけ回して、
両手でパチンとやっても、なかなか獲れないのではないでしょうか。

そうすると、元を断つのが一番です。

私のコンポスト熱は、家の中に生ゴミを無くするという使命を帯びたために、
加熱してきました。

先ほども書きましたが、私は今では、野菜の皮やヘタ、
卵の殻、鳥や魚の骨などは、「コンポストくんのエサ」と認識しているため、
生ゴミと思っていません。

ですので、ハンドプロセッサーの、
ポタージュなんかを作るのに使っていた容器にブレードをセットし、
どんどん料理中に出た、食べない部分を入れていきます。

うまいことに、この容器、蓋が密閉できますので、
コバエの介入する隙はありません。

それが溜まりましたら、ガーッと、ターボモードで粉砕してしまいます。
玉ねぎの皮は容器の底の方に入れるとか、
アボカドの種は包丁で切っておくとか、さすがに鳥の骨は入れないとか、
ちょっとは考えます。
(アボカドの種も粉砕できますが、
まるのままだと ガッガッガ! などと凄い音を立てるので、怖いです)

そうやって容器一つ分を粉砕したものは、だいたい300gになります。
それを、スーパーでくれたへなちょこなビニール袋に入れて、冷蔵庫へしまいます。
ゴミと思っていないので、全然平気です。
その袋が二つになったら冷蔵庫からだし、電子レンジで加熱します。
万が一、コバエがちょっかいを出していても、ここで撃退をするのです。

その粗熱が取れたら、それを持ってベランダに行き、
熟成の進んでいるバッグに入れて、シャベルで一生懸命掻き回します。

続きますね。