熊本?
英語教師?

松江から離れたいと言うヘブンの言葉を聞き、ただ呆然とするトキ。

イク シタイ
マツエ ハナレル シマショウ

あまりのことに

えー!
熊本!・・なんがあるんですか?

しか言えません。

マテクダサイ ・・・クマモト
ヤマ・・
ーーーー山?
ウミ・・・
ーーーー海?
ソラ・・
ーーーー空・・・?

へぇ・・・松江と変わらず・・ですが、言っちょきますが・・
私は行きません!

そんなの急だし、松江とも家族の誰とも別れたくない。
ヘブンさんが何と言おうとも、行かない!

と、全く聞く耳もたぬモード。
いつものトキのようではありません。

生まれ育ったところから都会へ出るのは、
明治だったら、青雲の志を抱いた男子ぐらい。
トキには、世界がひっくり返るような事でしょう。

ヘブンが「ダイジョウブ」、なぜなら、
両親、勘右衛門さん、雨清水の実母と実弟まで
一緒に連れて行くと言うのに対し、トキは条件をだします。
1人でも行かないと言えば、自分も行かないというのです。


自宅の錦織。
ヘブンに贈呈された初版本の、自分についての記述嬉しそうに読み返し、
反芻しています。

「中学校では錦織友一が全てを取り仕切ってくれる」

・・うんうん・・😌



He is my only close friend with whom I share literary tastes.
(彼は私が文学的側面でも全てを分かち合える唯一の友である)


二度音読し、ため息をついて後ろに寝転がる満足そうな錦織。
部屋に上がってきた弟 丈に、
何をニヤニヤしていたのかと聞かれるほどです。

なにニヤニヤしてたの?
ーーーーニヤニヤ・・してないが
してたよ
ーーーーしてない
したことがない、ニヤニヤなど。
ーーーー(小声で)してたけど・・

結構することありますよねニヤニヤ 😁

丈は虫嫌いの兄の部屋に、虫の標本や虫籠があるのに気づきます。

なんでと弟に問われると、虫は嫌いだがヘブンさんの次の本のテーマに虫はどうかと言う話になっているので・・と説明します。
すでに買って積んである虫籠からか、それとも外か、
鈴虫の鳴く声が聞こえています。

兄が弟を呼んだのは、将来の希望を聞きたかったのでした。

丈は言い渋りますが、笑わないんでほしいがと前置きして、
将来は兄と同じ帝大に行きたいと伝えます。

錦織は、自分もずっと同じことを考えていたこと、
ヘブンさんがいる松江中学校の校長になったのも、
その看板を使って丈をはじめ生徒たちを高等中学に進学させ、
帝大への道筋を作るためであると語りました。

弟は喜びますし、ヘブンさんも先日、
「これからずっと松江のため、生徒たちのため頑張る」
と錦織に明言はしています。
しかし、「食い逃げ事件」でも感じたように、必ずしも江藤島根県知事の地位も盤石ではありません。
任期、というものもあります。

晴々とした錦織の様子を見て、
なんとなく心配になってきました。



ヘブン宅。
黙々と朝ごはんを食べている若夫婦を見て、
両親は初めての夫婦喧嘩をしたのだろうと推測します。

犬もくわない夫婦喧嘩をしてこそ、夫婦。
思ったことを言い合えるようになったということだと。

ヘブンはこの機をとらえ、松江を出る話を始めます。

マツエ ハナレル シマセンカ

トキは驚いて、それはいきなりすぎる、
順序や気持ちもあることだと止めにかかりますが、
聞いた以上、「また今度」にはできませんね。
親たちは、いきなりでもいいから話してくれと言います。

マツエ ハナレル シタイ
クマモト イク シタイ オモイマス

ヘブンは熊本の高等中学校から、
英語教師の口を提案されていたのでした。

一家全員連れて行くと聞かされた両親としては、
生まれ育った松江、
この暮らしも気に入っているが・・

と言いかけますが、司之介さん、

あ! いや待て・・ヘブンが松江を出るのならまた元の長屋暮らしか・・それはきつい、と思い至り、妻にも婿にも、
返事は少し待ってくれるように言うのでした。

ヘブンは頭を下げ、

カンガエル ネガイマス



松江中学校の教室では、錦織がヘブンに兄弟の決意を告げています。

ニシコオリサン ウレシソウ

と答えるヘブンに、弟丈も

どうか帝大に連れて行って下さい!

ーーーーワタシ ツレテイク チガウ アナタガンバレ OK?

無闇に盛り上がった他の生徒たちも、
自分たちも帝大に連れて行ってくれと立ち騒ぎます。

ワタシ カミサマ チガウ

ため息・・の出てしまうヘブン先生です。



一方家では・・

買い物に行くトキはが母親に挨拶し、
ふと目を落として何事かを思ったか、
部屋に肩掛けをとりに行き、はおります。
何事かを感じたのか、おフミさんがその後ろ姿をじっと見ていますが、
トキは外の剣造さんの俥に乗り込み、
肩掛けを頭からすっぽりかぶり、どこやらへ出かけて行くのでした。

この先の展開、特に錦織さんのことがとても気にかかります。
ヘブンがトキを誘って散歩するのは、宍道湖の湖岸。

銀二郎さんとの大事な話も、
最初にトキとヘブンの二人が気持ちを確かめ合って
手を繋いだのもここでした。

ぴーんよろー・・・

と天空高く、鳶(とび)が旋回しながらはるか空の高みで鳴いています。


何を考えているのかと問われて、トキが答えたことは、
前に比べて寒くなってきたこと、やはり松江はいいところだなとか、
・・・極々当たり前のことでした。

ヘブンの憂い顔にトキは気づかず、

「でも・・・何事もなく、散歩、できちょりますよね」

この言葉にようやく少し愁眉しゅうびを開くヘブンなのですが、
トキの額にうっすら残るのは、心ない人間に石を投げられてできた傷あとです。


トキは明るく言います。

「散歩、できちょりました。ありがとうございます!」

これはらしゃめん騒ぎを通して、
節操のない人々の事は放っておく気持ちになれたこと
(これには、おさわの力も大きい)

取り戻した日常の幸せが「極々普通のこと」であった
ということに気づけたこと対する感謝でもあったでしょうか。

夫婦の絆が一層深まったのも確かです。


夕餉どきの会話。
もう秋も深まってきたというトキの言葉に、両親も

今年の冬も寒いんかのう
ーーーーそげですねぇ、冬はやっぱり冬ですけん・・
そげか・・冬はやっぱり冬か

魚の小骨を避けながら上手に食べているヘブン。
冬はやっぱり冬・・をじっと聞いています。
松江の冬がまたすぐやって来ます。

司之介さんは、寒いと朝が辛く、
いい加減仕事をやめようかなと思うと言い出しました。

司之介さんによると、
おフミさんに、仕事を辞めるかどうかは自分の心に聞け
と言われたが、何度聞いても、いつ聞いても
「心は、辞めてももええと言う」そうです。
司之介さんにしては、じっくり考えたのですね。

ヘブンさんが司之介さんの心を聞いてくれました。
よく聞いてはくれましたが・・

アア、キク デキマシタ
ジブンノ ココロ キイテクダサイ

やっぱり、自分で決めないとですね。

夜遅く、ヘブンは帝国大学のチェンバーズ教授なる人に
手紙をしたためております。

Professor Chambers of The Imperial University.
Thanks to your introduction.
I’m enjoying another wonderful Autumn in Matsue.
If I may, I have a request…
(帝国大学チェンバーズ教授殿
ご紹介をありがとうございます。
私はまた迎えた松江の秋を楽しんでおります。
できましたら一つお願いが・・)

と書いたところでトキの悲鳴。
ヘブンが寝室に駆け込みますと、
布団から半身を起こし、じわっと汗を顔に浮かべたトキ。
久しぶりの金縛りが解けたところでした。

OKデスネ?
ダイスキデショ、カナシバリ

好きは好きだが、久しぶりだったので・・・
トキが気分を変えて、
おフミさんの怪談を聴くことを提案します。

この晩の怪談は。

300年前に松江城築城のため人柱を立てることになり、
松江一盆踊りがうまく、美しい娘が選ばれた。
必死に抗うも、生きたまま城壁の下に埋められてしまった。

おフミさん:なんと残酷な松江の町でしょう。

残酷な人々ではなく、「町」。

ヘブンが見ると、トキの頬には静かに流れる涙がありました。


朝のお掃除、雑巾掛けの時間です。
軒下の干し柿がいい具合にできかけていますから、
もう秋も終わりでしょう。


その日、郵便配達夫が届けた大きな木箱をなでるようにして、

トウトウ キテクレタ!

とヘブンは嬉しそうです。



その場にいた錦織は、とんでもない大声で、

ああ!

これにはみんな、飛び上がりました。

ああ! これはもしや!
・・・・きっと・・・・・ですよね?

Yes!

トキも、錦織さんがわかるなら私も・・と言いかけて

ああ!! これ! もしかして! もしかして!

また飛び上がった司之介さん、
「だけん、大声出すなと言っちょるだろう!」

箱を開けますと、デビュー作の立派な本が入っています。

コングラチュレーション!ヘブンさん!

いつも物静かな錦織も大歓声を上げ、一同はヘブンと共に躍り上がって喜びます。

「アメリカ国内での販売が始まりました。
売れ行きはかなり好調で、なるべく早く次の本を書いて欲しいと思います」

との送り状を翻訳して読み上げてから、錦織が言います。

さすがですヘブンさん

ーーーーーアナタタチ オカゲ



本を最初に進呈した相手は錦織でした。


「では、早速次の執筆に取り掛かりましょう。
いやぁ・・・素晴らしい!
これはヘブンさんご自身や、松野家の皆さんのみならず、
島根の教育にも箔がつき、
中学の生徒たちの進学を助けてくれるでしょう」

これは教え子たちへ
「諸君が帝大に入るためには自分はなんでもすると約束する」
と言ったのとリンクします。
でも錦織の秘密を知る私たちには、気掛かりなところもあり。

「喜ばしい・・次期校長として、大変喜ばしく思います」

ーーーーガンバリマス

でも、笑顔100%でないヘブンさん。


そこで、司之介さんが立ち上がりました。
らしゃめん事件は終わり、本は売れ、錦織君は松江中学校の校長になる
・・この機に、自分も今朝、牛乳屋を辞めて来たと言うのです。

ヘブンさんが袴の膝を揃えて、

ゴクロウサマデシタ

おフミさんも、
「長い間、ご苦労様でした。
まだマゲのあった頃から本当に長い間・・」

トキも夫と母と一緒に、父に深々と頭を下げました。


買い物に出る妻に同行するヘブン。
もう変装も要らず、石も飛んで来ません。でも。

サムイ・・・
ーーーーえ?
サムイ マツエ ジゴク

トキはヘブンの襟をかき合わせながら
「もう、本当に寒がりなんですけん・・」
と行きかけますが、後ろからそれを呼び止めてヘブンが言います。

トキサン、ワタシ、ジブンノ ココロ キク シマシタ

ーーーー心?

マツエ ハナレル シマショウ

・・・・え?
今日の東京、雪の投票日になってしまいましたね。

しかしまあ、こんなに気持ちの沈む選挙は初めて。
以下、無党派の私が、自分の記録のために書いておこうと思います。





【投票する権利を、きちんと私たちは使えたのか】

「投票所入場整理券」の発送が2月3日だったそうです。(朝日新聞)
私の家に届いたのが2月4日の午後でした。

前から、これがなくても投票できることは知っていましたけれど、
若い人は「なければできない」と思って、
行かない人が多かったのではないでしょうか。

Tver、Spotifyなどで、こんな公共広告が流れました。

「投票所入場整理券が届かないから、期日前投票に行けないわ?」
「なくても大丈夫だよ、マイナンバーカードがあれば!」
「じゃあ、今から行こうっと」

「やっぱり、マイナカードって必須ですよね!」
みたいに持って行こうとしているようにも、うっすら感じました。
私を含め、確信的にマイナンバーカードを持たない選択をしている人は多いです。
この広告では
「マイナンバーカードがなくちゃ投票できない」
みたいにミスリードされそうな気がしました。

ちなみに、期日前投票に、マイナーカードも投票所入場整理券もなかった次女が行きましたが、無事投票できました。


【在外邦人の投票】
在外の選挙権のある邦人で、投票できない人が多かったとのことです。
本当はいけないとわかっているのですが、朝日新聞の記事をどうぞ。

2026年1月24日 朝日新聞より
「衆院が23日、解散された。今回の総選挙は解散から投開票まで戦後最短の16日間となり、海外に住む日本人からは、在外投票が間に合わないとの声が上がっている。

選挙公報の点字版、間に合わない恐れも 有権者の権利脅かす突発選挙
 オーストラリア南部の都市・アデレードに住む自営業の野島美奈子さん(48)は、急な解散に戸惑っている一人だ。
 海外に住む日本人は、事前に在外選挙人名簿に登録しておけば、日本に戻らなくても国政選挙の投票ができる。総務省によると、在外選挙人名簿の登録者数は10万1762人だ(昨年9月時点)。
 問題なのは投票がしにくいことだ。

一番近い領事館は車で8時間
 海外から一票を投じる方法の一つが、大使館や総領事館などの在外公館で投票するやり方だ。しかし、野島さんの自宅から一番近いメルボルンの領事館は、車で片道8時間。飛行機ならもっと早く行けるが、往復で1人4万円弱かかる。5歳と13歳の子どもを連れて家族4人で向かうには負担が重すぎるという。
 さらに、在外公館での投票では、日本での開票に間に合うように投票用紙を日本まで運ぶ必要があり、投票できる期日が国内より限られる。在外投票の環境改善を訴える団体「海外有権者ネットワークNY」のまとめでは、前回2024年の衆院選で在外公館で投票できたのは、平均4.29日間。限られた日程に予定を合わせるのも簡単ではない。

郵便投票は日本と1往復半のやりとり
 もう一つ、郵便を使って投票する方法もある。まずは日本で住んでいた自治体の選挙管理委員会に、投票用紙を送るよう郵送で依頼する。その後、投票用紙が日本から届き、投開票日に間に合うように返送する。日本と滞在する国の間で郵便が1往復半する形だ。
 ただ、野島さんが日常的に使う郵便では、日本に届くのは約1週間後。高市首相が解散を表明した19日に手続きを始めても、投開票日に間に合うかはわからない。航空貨物輸送なら数日で届くが、1万5千円以上と見込まれる送料は自己負担になる。
 いずれの手段でも、一票を投じるための時間的、金銭的な負担は極めて重い。野島さんは「こんな急な選挙では、海外に住む人が投票できず、いないことにされてしまう。せめて在外公館に郵送できるようにするとか、他の方法を提示してほしい」と話す。

またれるネット投票の実現
 海外有権者ネットワークNYの共同代表を務める竹永浩之さん(59)は、「総務大臣だった高市氏が在外投票の問題を知らないはずがない」と言い、今回の短期決戦の選挙に「怒りを通り越してあきれている」と話す。
 ネットワークでは1990年代から在外投票の環境改善を求めてきたが、在外公館が遠いうえに投票期間も短く、郵便投票でも間に合わない人が一定数出る、という問題は解消されない。
 解決策として期待されるのが、インターネット投票の実施だ。
 総務省の有識者研究会は2018年、在外投票をネット投票で実施する場合、「技術・運用面の課題はクリアできる」との提言を公表。総務省はその後、ネット投票の導入の可否を検証する調査研究を進めているが、実現には至っていない。
 24年衆院選では、在外投票の投票率は小選挙区が18.11%、比例代表が18.28%と低調だった。竹永さんは「投票の意思があるのに、制度の問題で投票できないのは人権侵害だ。すぐにネット投票を実現すべきだ」と話す。
 総務省によると、今回の選挙で在外投票に関して対応の変更はない。特に郵便投票を希望する人は、早めに投票用紙を取り寄せる手続きを始めるよう呼びかけている。茂木敏充外相は23日、「それぞれの公館できちんとお知らせし、一人でも多く海外在留邦人が投票所に足を運んでもらう努力をしたい」と話した。


(記事は以上です)

ーーーー

❄️ 今日の東京は、停めてあった車に20cmぐらいも牡丹雪が重く積もる、都会では珍しい雪の降りしきる日となりました。
私は車で行けましたが、雪を掻き落とした車の窓から見えるのは、
早朝から封筒を片手にゆっくり歩いていく人たち。

雪が降らなくても、しかし、稀に見る投票率の低い選挙になる気はしますが、暗い雪空も手伝って、朝から暗澹とした気持ちにはなりました。

選挙に常識的な、十分な時間をかけない理由は何だったのでしょうか。
落ち着いて、今の自分の属する社会を考える時間は、
かけすぎて困ることはないはずです。
投票できたはずなのに、できない人がたくさんできたのも問題です。
豪雪地帯では、街宣に人が立ち止まれない、
投票日も高齢の方、障害のある方は物理的に不可能であると
早くから言われています。


時間をかけない選挙を行う意味は。
閉塞感しかない今の暮らしはどうなるのか。

重苦しいですが、考え続けるしかないと感じました。


連日投げ込まれていたゴミがない朝。 却って気味悪いものの・・ようやく安堵の微笑みとため息が出ます。 そしてヘブンが錦織と出勤しようとしているそこへ、 司之介さんが配達姿で戻って来ます。 おトキ〜😆 娘に抱きつき、「よかったのう〜」。 知事が食事をした際、秘書の古田が支払いを忘れたのを、 食い逃げと間違われて松江新報の記事にされてしまった。 町の衆はそれで大騒ぎをしていて、 日課の「ゴミハラスメント」を放り出したようなのです。 「 ●江藤知事の食ひ逃げ 一昨日松江城近くになりし料亭西堀庵に於て島根縣知事江藤安宗氏が食事代支拂わざる儘店を立ち去りし旨關係者から聞き及べり 縣の教育に尽力せる縣知事なるも 縣役員の一人ハ憤りをあらわにせり 誠に遺憾なり 教育を以て島根を一流縣に爲すと宣言せる張本人ハ子供等の模範と奈らねば奈らぬ 辭任も檢討すべしと忿懣やるかた奈し 縣民も日頃から斯様を眞似したるや 縣税も拂ふが馬鹿々々しと怒れる 其料亭店主に聞くに支拂ひを忘れし秘書が翌日来店の上会計を終へしとぞ」 ・・・支払いを忘れた、とちゃんと書いてはあるものの、 そこの前の部分で散々煽っています。 病院で会計を忘れて、澄まして帰宅したことのある私は、 そういうことはあるあると思うのですが、 善良なる市民は、そんなの許せないと憤ったということですね? 知事宅では、誤報だと憤る知事。 呆然とする錦織に 「食い逃げをしたと思っちょるのか」と知事は怒りますが、 ・・いえいえ、気まぐれな大衆の好奇心の行く先に、 錦織は唖然としていたようにも見えます。 つい最近台詞がついた古田さん、平身低頭で謝っています。 知事は、政敵が松江新報の梶谷に知らせて記事にしたのだと、 憮然としています。 「わたくしの不手際で、江藤様に 食い逃げ知事などと汚名を着せることになってしまい・・・」 ーーーー食い逃げ知事などと、誰も言っちょらん 言っちょります ーーーー言っちょらん 言っちょります 「食い逃げ知事〜〜!」 古田と知事が押し問答をしているところへ、外から声がします。 知事覗き見ると、築地塀の向こうから頭を出し、 「食い逃げ知事〜」 と叫んでいるのは、鳥打帽にメモ、鉛筆を振り回している・・ ジャーナリスト諸君? 「なんだあいつらは・・梶谷の仕込みか?」 そうでしょう。 錦織。 しかし、大変なことになりましたね。 ですが・・ま、なんと言いますか・・ありがとうございます。 ーーーーはぁ? なんかね。何 感謝しちょる・・ ーーーーま・・・潮目が変わっと言いますか なんと言いますか・・ さすがは江藤県知事、良い食い逃げでした。 (良い食い逃げ!) 錦織にもい食い逃げ認定され、可哀想な江藤県知事なのでした。 ヘブン宅。 帰宅して、心弾むままに駆け込み、 妻を抱き上げてくるくる回るヘブンさん。 錦織が車夫に、「元に戻ったな」といえば、剣造さん、 「不器用ですが・・・・嬉しく・・・」 思わず落涙するのでした。 今宵は錦織も一緒に夕食を囲みます。 司之介さんが、妙に飯がうまいと言えば、ヘブンも、自分も美味しいと。 アジ、ナイヒ モ アタ キョウハ アジスル この騒動もどうやら終わったそうだと錦織から聞き、 ヨカタ・・・・ニシコオリサン サポート アリガト ココロ ツヨイデシタ ホント アリガト 私からも誠にありがとう存じました と夫婦で礼を言えば、 「いいえ、よくぞ耐えました。ほんとに」 ヘブンにお酌をする司之介さんが まままま・・・と言えば、受けたヘブンは おとととと・・ おととととなんて言うかねと笑うおフミさん。 なんて、こんなのを記事にすれば いくらでも書けたんじゃないでしょうかね梶谷氏。 ヘブンが書斎で今宵書いているのは、手紙でしょうか。 お休みの挨拶をしにきた妻に、屈託した様子の夫はなにやら言いたげです。 Ammm… ーーーーはい? ゴメナサイ ヘブンさんは、自分が異人である故この苦労をさせた、 自分が悪いと言うのです。 ゴメナサイ・・・ 違います。 ・・・違います。 そげなこと言わんでごしなさい。 デモ・・・ 違います。 二度と・・二度と謝らんでごしなさい。 悪いのは ヘブンさんでも私でも ございません。 それより、ありがとうございました。 ヘブンさんと一緒になって、良かったです。 ヘブンの目から涙がこぼれました。 ヘブンさんと一緒になって、良かったです。 ーーーーデショ? でしょ? ーーーーデショ? 翌朝の新聞は、力士が女人に白刃を突きつける絵のついた記事。 錦織が知事邸でそれを読んでいます。 古田。 「一時はどげなるかと思いましたが、 今や世間は知事の食い逃げを忘れ、力士と遊女の心中事件で持ちきり。 いやぁ、ほっといたしました」 それを聞いて知事、 「知事の食い逃げを忘れと言ったが わしゃ食い逃げなんてしちょらんけんね。 ・・・・だが、世間というのは勝手というかなんというか・・」 知事はこのとき、そろそろ錦織の校長誕生に向けて動き出すと言います。 中学の教室では錦織が生徒を前に、自分の校長就任を告げました。 島根が今、教育縣として注目され、 ヘブン先生の指導を受け、高度な教育を受けていると期待されていると。 「もちろん、帝大を出た庄田先生も私もいる」 との言葉、「庄田先生と私」が帝大を出たと聞こえそう。 後ろの方でそれを聞いている丈は、 「お前も帝大を目指すのか」と聞かれ、 なんとなく微妙な表情を見せるのでした。 「錦織の奴、やる気見せてますね」 庄田にそう話しかけられたヘブンさんですが、 なんとなくこちらも、考え事をしているようで、聞いていませんでした。 トキが母に包帯を取ってもらうと、額の傷はほぼ治っています。 今日は米を研ぐのもリズミカル、夫に久しぶりに散歩に誘われました。 「散歩・・・散歩散歩・・散歩・・・ お散歩・・・」 トキ、嬉しそうです。f
私はヘブン邸に紙が撒き散らされ始めたときに、
(よかった・・・紙だけで・・・)と思いました。

なぜなら、嫌がらせのゴミ投棄に台所の生ごみが混じっていると、
掃除が100倍大変だから。



実例をお目にかけましょう。

今住んでいるしでは、プラ包装ゴミと燃やせるゴミは、
袋に入れた上で、大きい蓋付きのゴミ箱に入れて家の前に出します。

前に住んでいた名古屋市のうちの近所では、
ゴミ袋を出したらネットをかけておくのですが、
名古屋のカラスは凶悪で、
レンガなどを置いてもゴミ袋を引っ張り出します。

私は11年半の名古屋暮らし間に、少なくとも3回は、
通りすがりの人がピンポンしてくれて、

「カラスにやられていますよ」

と教えてもらいました。

言われるまで気づかないのが第一恥ずかしいし、
あと なぜかカラスは幅15mぐらいにわたってゴミを撒き散らします。

掃いていてすごく大変だったのは、
卵の殻・お茶っ葉・コーヒー殻や濡れたティッシュでした。


下は夫とその悲しみをシェアするため、
わざわざ描いてスクショして、会社にいる夫に送ったものです。







それと、2022年の2月22日に、
写真とか絵とか、何もも見ないでハードルを飛び越える人の絵の練習をしました。
こちらです。




以上です。