1年4か月ぶりの更新となります。
先月をもって、10年超に及ぶ借金生活にようやくピリオドを打ちました。
もともと私の借金の原因は浪費や生活苦などではなく、ヘタな投資によるものでした。
世の中では億り人というにわか金持ちが現れだして、職業柄、会計知識があってFP資格も持っている自分にできない訳がないとヘンな自信をもち投資を始め、2~3年間はよかったのですが、その後2008年のリーマンショックあたりから歯車が狂っていきました。
実生活では私はブランド物にも興味がなく、海外旅行に行くでもなく、スイーツとまんが以外無駄遣いをしなかったので、自然に貯まっていった勤労所得による貯蓄400万円をMAXで800万円ほどにまで株式投資で増やしたのですが、リーマンショックによる株の暴落やFX、ビットコインでみるみる減らしてしまい、「投資の損は投資で取り返す」などとドツボにはまる行動を繰り返した結果、キャッシングやカードローンで借金を作ってしまいました。
7年前に最大の借金を作ったときは「自己破産」という手段もあるかと脳裏をよぎりましたが、投資による借金の場合、郵便物はすべて弁護士がチェックしてからでないと受け取れないとか、身内からの借り入れは対象にはならないなどとあったので、官報に載ってしまうだの高額の弁護士費用がかかるだのというデメリットを考えると到底割に合わず、収支表をつけてコツコツ返していくことに決めました。
思えば、初めてキャッシングをしたときは顔から火が出る思いで、家族に言えない、人間失格、絶対私は頭がおかしいと悩み続けたのですが、その生活が長くなってくるとだんだん図太くなってきて、反省しつつも投資をやめるでもなく今まできてしまいました。
12~14%の高金利の借入とヘタな投資をし続けるより、給与収入をコツコツ貯めていった方がどれだけお金が貯まったか。
でも、今でもそうですが、貯蓄から投資へと、年金は当てにならないから老後の資金は投資で自ら備えようみたいな風潮が国主体であるではないですか。
近頃はNISAによる非課税制度が最たるものと思うのですが、そもそも私が投資を始めたのも小泉&竹中時代に株は絶対下がらないと言い切っていたのを真に受けてしまったからでもあるのです。
実際、利益を積み上げている人もいる訳で、損をするのは自己責任と重々承知はしているものの、所詮ズブの素人に過ぎず、夢なんか見ない方がよかったのです。
と、自己否定に苛まれながらの10年超を過ごしてきましたが、結局勤労所得によるコツコツ返済と株の利益によりこの度完済することができました。
反省しつつも投資を止められないあたり、ほとんどビョーキという自覚はありますが、投資は趣味の一つでもあるので、これからも続けていきます。
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