こんばんは。
自閉症スペクトラムの息子を持つ、セラピスト&パーソナルトレーナーの高橋志乃です。
今回「療育」について書きたいと思います。
まず、
表題のとおり、
療育は健常児に近づけることが目的ではない
大事なことなので太字です。
先に答えを書くと、『療育は、発達障がい児が日常生活を少しでも送りやすくする為の方法を子どもに学ばせることが目的です。』
これ、わかってはいても初めは理解しにくいかなと思いますね。
まず、障がいがあることはわかった。
でも子どものうちは、健常児でも発達の速度はかなりの個人差があるから、なんとか小学校に上がる前に少しでも健常児に多少劣っても近づけることはできるのではないか。
と思い込んでいるので、療育という言葉を初めて聞いても、勝手にそういう風にしか考えられなかったですよね。
理解しは始めたのは、年少の途中からグループ療育を週2回で通い出したあたりでしょうか。
なので、療育をしてすぐに言葉が増えるようになるとか、できなかったものができるようになるのではないのですよね。
周りの親御さん達も、まだ小学校上がる前の段階では、あそこの療育の効果はどう?あの先生はどう?などかなり情報を知りたがっていたし、効果=健常児に近づいているで考えていた方が多かったのではないかと思います。
難しいですね。
療育の例
例えば、言葉だけではうまく伝わらない場合、絵や写真を見せて、トイレ行こうね!とか手を洗います!とか伝える。
あとは、発達障がいを持つ方のほとんどは見通しが立たないと不安になりやすいので、一日の予定を予めわかるように書いて説明したり、これも写真やカードをホワイトボードなどに貼り付けて見通しが立つようにしていましたね。
お昼ごはんは、偏食がある子が多いので、どうしたら食べやすいかなど、先生と相談しながら進めていましたね。
私の息子は、白いご飯を食べない時期がありましたが、年中くらいまで色々試して、ふりかけやゆかりをかければ食べられることがわかりました。
あまり好んで食べないお野菜や、お肉類は、一口でも食べたらデザート食べれるなどにして、少しずつ食べさせていきました。
今は、まだ肉類はあまり食べませんが、ひき肉はまあまあ食べてくれたり、野菜はかなり食べるようになりました。
私の息子は、こちらが言っていることはほぼ理解できているし、要求も口でかなり言えますが、絵カードなどがないとコミュニケーションとれない子もいます。
療育は、どういったコミュニケーションならできるのか?を一緒に考える。
お箸を持てないなら、特殊な形のものを買って試したり、そういったトレーニングをしたりということなのですよね。
色々工夫した末に、普通にできるようになることもあるので、療育って意味あるのか?
などよく聞く言葉ですが、私はやらないよりは絶対にやった方がいいと思っています。
療育の定義
日本大百科全書からの引用です。
「心身に障害をもつ児童に対して、社会人として自立できるように医療と教育のバランスを保ちながら並行してすすめること。東京大学名誉教授の高木憲次によって提唱された概念で、『治療をしながら教育する」ことが大切であるという意味合いが込められている。すなわち、「療」とは医療あるいは治療を意味し、「育」とは養育や保育もしくは教育を意味する」
医療と教育のどちらかに偏ることなくバランスを保つことが重要としていますね。
自分の子どもに障がいがあるとわかってすぐは、なかなか理解できないかもしれないですが、きっと理解できる時が来ますよ😊
