北村薫『太宰治の辞書』再読

書き手と読み手が一瞬を
共に生きる時

小説の真実

 

何十年ぶりかの北山薫さんの

小説を手にした?

水を飲むように本を読む(私)シリーズ関連は、高校時代に全て完読。でも、これは漏れていた。

大学生に成れたら、(私)のように本漬けの学生時代を送りたいなと熱望した。アニハカランや

アッはっは、あんなに出願を文学部の史学科と国文科間をシーソーのように行ったり来たりして変更したのに

お馬さんの日々やんか!

「私」は、学生時代から20年余り経て登場した。母校早稲田の隣駅、神楽坂から。

・・・早く着き過ぎてしまった。しかし、余裕のあるのはいいことだ。・・・・ああ、変わっていない!

書き手と読み手が一瞬を共に生きる・・・私も何度、神楽坂の階段をヒールで駆け上がったことか。

心が急いた、待っていてくれるだろうか、いつも待ち合わせに遅れるのは私。

シャボン玉のように成就することなく消えてしまった、憧れの恋。

 

次の一行に打ち負かされた。

原稿という楽譜が形をとったものが本。

本を創るということは演奏すること。

《すゝむし》・・・あっ源氏だ!

・・・・・やはり、「私」だ、少しも変わっていない!

 麻呂ちんなら、すゝむしときたら まつむしだわさ

 

      すゝむし
十五夜のゆふくれに、仏の御まへに宮おはしてはし近うなかめたまひつゝ
念珠したまふ若きあまきみたちに二三人花たてまつるとてならす
閼伽杯の音、水のけはひなときこゆる、さま変はりたるいとなみにいそゝきあへる、
いとあはれなるにれいのわたりたまひて、虫のねいとしけく乱るゝ夕へかな

場面は八月十五夜の仲秋の名月に、
源氏(六条院)が女三宮を訪問するというもの。

 

仕事を好きで楽しんでいることを認めてくれる連合い・・・・ああ、結婚していたんだわ

通い合う心を持つ同胞

生まれる前のことは闇の向こうだ。そこに明るく灯がともる、懐かしい光を遠望するように書き始める。・・・「私」は書く人にはならず、読む人を通したのか?

時間の加速度のつき方は凄まじい。幼い頃の日々の流れがいかにゆったりしたものか

 

 

家を建てた、表参道から小田急線に乗り入れる地下鉄の沿線

中学生の息子がいる。野球に夢中。

好きだから出来る、好きなことは大切だ。各人のものの見方がきらりきらりと閃(ひらめ)く

そして、芥川龍之介の心象世界へと入っていく。

なんと、ここで内田百聞が出てくる、あの『まあだだよ』です。

 

人生の先を行く者の言う言葉、花火を見つめる一瞬は二度と帰ってこないことを知る者の言葉

 

 

三島由紀夫は、芥川龍之介の「秋山図」「舞踏会」「半布」を短編小説の極意と称賛していたが、

伊藤整は「貧し気な智の遊戯を落ちに持ってくる小話である処」と切り捨てている。

            これが評論を読む醍醐味だと「私」は思う。

 

「小説は書かれることによっては完成しない、読まれることによって完成する」

「一つの小説は決してひとつではない」

三島由紀夫は言う

「歴史の欠点は起こったことは書いてあるが起こらなかったことは記されていない」

 

謎と書いたカードがあったらつい表にかえしたくなる「私」。。。

これは私も同感です、だから私も「」が大好きなのです。

 

 

花巻の山の神温泉で、宮沢賢治と高村光太郎の交流を知った。

菜花は、気が付けば あらゆるところで見つけられるのだ。

思えば、北村薫さんの『』は

私の羅針盤だったと思う。

 

お手手損傷で、寝返りも出来ない激痛の中で

安静時間:一週間

北村薫さん作品再読五冊

読みまするわv(^o^)…ページが、ページがめくられぬ

 

やっと手に入れた 『権記 』を読む時間は先延ばし

 

あんねぇ

一週間ぞ、ほぼ・・・・なのに、痛いし熱も引かないし、腫れは焼き豚のボンレス状態。

で、レントゲン検査の上のCT検査(右手だけでなく、頭もやってほしかったわ、特に海馬)実施。

〇鵜さんは、✕線単純撮影でヒビ判明!

麻呂は繊細なので、CTちゃんで、やっと

『超音波検査でしかわからない微細骨折=無数のひび割れ』判明・・・まあ、治療は同じ。

固定はさらに堅固に!・・・これ、予後のリハビリが長引く予感ぐわっは

 

機械は我慢できますが、マッサージは冷や汗

 

骨ヨ

再生

はよ、くっつけ

 

で、羽生選手の骨折のNY知りました!遅いm(__)m

北京、間に合うかしら?

こんな痛み、なんぼのもんじゃ

あの高速で、あの難度で、ボキですよ

足も痛いが心はなお、痛い。

 

文句言わず、

お仕事復活ですわ

 

 

 

 

 

 

あのね、わたちらのおかーーーシャンは

単純なのです。

どーーーでもいいから

ごはん、手抜きせんといて

お手手使えないと、ウィンナー丸投げ  伽羅:談

人肌に温めてほしい

ピユリナだけでは嫌やワン

 

たまには、デザートつけてくらはいませ

by だもんね+古今+伽羅

お見舞いに戴いた、フルーツケーキ

 

おかーーーシャンはね

ナイフ使えないと

端からスプーン食べしてますワン

 

 

痛み止め薬中毒で食欲無し

 

フルーツは別腹よんイヒヒ