10月24日。
待ちに待った新ジャガー舎がオープンしました。
新ジャガー舎のパンフレット(表面)
「屋内展示室」 2室(71㎡、44㎡)
「屋外運動場」 約285㎡(2区画)
「寝室」 7室
ジャガーの紹介(裏面)
施設の平面図と解説(裏面)
先日、実際の施設の様子とそこでマヤちゃんがどんなふうに過ごしているのか見に行ってきました。
奥に見える黄色い建物が新ジャガー舎。
北園にあるアメリカゾーンの一番端に位置しています。
立派な玄関口!
長らくバリケードで囲まれ、指をくわえて遠巻きに見ていましたが、いざ入れるようになるとちょっと感動。
屋外運動場(右)
丘陵地の斜面を活かした造りになっています。
デッキがありますね。
ここは柵ではなくガラス張りになっています。
肉眼ではとても見やすいのですが、写真はむちゃんこ撮りにくいことになりそうです(笑)。
斜面の勾配はかなりきつい。
パンフによると「広い斜面の中にも落ち着ける平場を多く用意し、茂みに身を潜めて、じっと辺りの様子をうかがう野生の姿を観察できます。」とのこと。
正面の入り口。
左側にモニュメントが設置されています。
どこかで見たことがあると思っていたら…
これですね。
「食肉小獣舎」で暮らすジャガーのアスカと今は亡きチャゲの檻の前に設置されていたものです。それを新ジャガー舎に移設したようです。
「4つの太陽の祭壇」
「このモニュメントは太陽神の像を載せる台座として使われていたもので、(略)側面にはアステカ創世神話の土、風、火の雨、水の4つの太陽の時代に登場する動物が描かれています。」とのこと。
プレートを見ると、名古屋市とメキシコ市の姉妹都市提携35周年を記念して、メキシコ市から寄贈されたとあります。
レプリカと言えども大切な物と推察しますが、にも関わらず、上記写真のとおりこれまであまりにもぞんざいに扱われてきたことに苦笑です。
今回東山は、ジャガー舎を新設するにあたって、ジャガーは「神の化身」であるということを謳い文句にして施設をPRしています。
初めて知りましたが、ジャガーは古代メキシコ文明の時代から知性や勇敢さを備えた強さの象徴とされていたそうで、「テスカトリポカ」という名のアステカ神話の主要な神さまの化身(?)がジャガーだったそうです。
太古の時代からメキシコの人たちにとってジャガーは特別な動物だったのですね。
台座の正面はジャガー
「4つの太陽の時代」の第1の時代を
表している?
これがそのレリーフ
この台座の4面に刻まれている図柄のレリーフが、施設の4つの入り口に取り付けられています。
第2の太陽の時代?
モニュメントのプレートには「動物」が描かれていると書かれていましたが、これは動物ではなく神さま??
何だか鼻をつまんでいるようにも見えますが。
第3の太陽の時代?
鳥??
第4の太陽の時代?
これも神さま?
この神さまは眠たそう?
「神の化身」という人間の文明との関わりから動物にスポットを当てるというのは、これまでにない面白い切り口ですね。
ただ、もう少し丁寧にアステカ神話におけるジャガーの位置づけを解説して欲しかったです。そうすればもっと深みのあるジャガーの解説になったのにと思います。
前置きが長くなりました。
それでは施設の中へ入ってみます。
施設の入り口のレリーフ
正面は当然ジャガー
中はこんな感じ。
学習展示「メキシコとジャガー」
「姉妹都市メキシコシティとジャガー」
「ジャガーは神様」
「ジャガーの祭り」
「メキシコで絶滅の危機」
「ジャガーを守るために」
新施設の売りとされるプール
水深2mまで水を入れることができるそうです。
本当に入ってくれるのかといぶかっていましたが、マヤちゃん泳いでましたね。(東山のYouTubeチャンネルの動画での話ですが…。)
プールの観察場所を、上にある屋内運動場から1段下げることによって、泳ぐ時の水中での動きを見られるよう工夫されています。よく考えましたね。
ここでマヤが泳ぐ姿を見ることができた人は超ラッキーです。
ビデオによる解説コーナー
メニューは、
①ジャガーの生態
②ジャガー戦士が戦う祭礼
③メキシコシティ
3本とも観ましたが、とてもきれいなビデオでした。
ただし、いつものことですが、立ち止まって最後まで観ている人は皆無のようで(苦笑)。
ジャガーをモチーフにした民芸品の展示
個性的なジャガー像
好きです。
店で見かけたら、私買っちゃうかも。
お祭りで身につける衣装
ビデオ解説の「②ジャガー戦士が戦う祭礼」で紹介されていますが、こんな格好をした男たちが手に持った縄でむちゃんこ殴り合っていました(痛)。
ここを出て2階に上がると、いよいよマヤのいる2階の屋内運動場です。
が、
長くなりましたので、今回はここまで。
新ジャガー舎、次回につづきます。