消防隊員の母親に「子への手紙」大賞が
福島県の「母から子への手紙コンテストの母親・菊池孝子様
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お母さん、行って来るからとの一報を受けた時は、まっ白になった。あまりのも突飛で、気持の整理もままならぬ中、頑張ってきなさいと言うしかなかった。本当は放射能の中への突入なんてありえない、やめてって叫びそうだった。
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東京消防庁への道を選んだ時、反対しとけばよかったさえ思った。これって、お母さんのエゴなのでしょうか。テレビにクギ付けの1日の何と長いこと。無事であることを祈るばかり。そう言えば謙はドラ焼きが好きだった、忙しくてシッカリ抱っこもしてやれなかったなど、なぜなぜか遠い昔のたわいもないことがドンドン駆け抜けていった。
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「ミッション達成」のメールが届いた時は涙が出てしまった。20mmシーベルトの放射能を浴び、決死の覚悟で任務を挑んできた一員として、自信にあふれたあなたの姿こそ、お母さんの誇り。お疲れ様でした。
(追伸)
浴びせるほど飲ませっつお、待ってろ。ってお父さんも言ってた。
新聞コラムより
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