猫と川 | 春夏秋冬(ひととき)

春夏秋冬(ひととき)

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相模川のとある場所に野良猫が集中しています
何人かがゴハンをあげているからです

これを黙って見ている人がいます
そして
この場所は猫の生きられる場所…
そう思って家に帰り暗くなるのを待ちます

河原に二筋の光の線が引かれます
車のヘッドライトです


そう…線路のように
この線路には、悲しみを乗せた電車が走ります
段ボールに詰められた子猫達
床にはタオルが敷かれてます
親猫の匂いの染み付いたタオル
猫が好きで飼って生まれてしまった仔猫を捨てる
きっと親猫の避妊をせず…また数ヵ月後、この場所に仔猫の詰まった段ボール箱を置きに来るのでしょう