「今日のダーリン」より

 

また唐突な付け焼き刃「論語」

なんですけどね。
「君子は和して同せず。
小人は同して和せず」
って、つまり、徳の高い人は

「和」するんですね。
「和」とは、やわらぐ、なごむ、

なかよくする、争わない、
というようなことです。
で、「和」するけど、「同」は

しないんですよね。
「同」とは、同じってことだから、
同せずっていうことは、同じに

ならないという意味です。
ものすごく当たり前のことを

言ってるようですが、
そうでもないということが、
小人は同して和せず、という

対比でわかります。

なんてことを読んでいて、

ふと考えたのですが、
これは、

「Only is not Lonely」

じゃないか、と。
 

人は、それぞれ代えがたいひとり

(Only one)だけど、
それは孤独なひとり(Lonely one)

じゃないよね。
そんな意味のオリジナルなことば

でした。
どうしたって、ひとりは、ひとり

なんです。
生まれるも死ぬも、ひとりで生まれ

ひとりで死ぬ。
どれだけべったりくっついていても、

ひとりはひとり。
だけど、ひとりと、他のひとりが

「和する」ことができる。
ひとりと、ひとりたちが、互いに
思いやり合ったり助け合ったり、

考えをひとつにしたり、
ひとりぼっちじゃできないことも、

できるんですよね。
このことを、最初にそう考えて

ことばにしたとき、なんか

「そうかぁ、わかったぁ」

という気がしました。

で、今になってまた、そういう

ことを、紀元前500年くらいに

言ってた人がいたと知ります。
同じ人が「温故知新(旧きを

温めて新しきを知る)」
ということを言ってますが、
芯から人を納得させる考え

というのは、だいたい昔の人でも、

いまの人でも、どっちもが
「そうだよなぁ」とわかることが

多いんですよね。

 

 

 

 


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