先日の春彼岸の墓参のあとの

女子会の折、祥子さんが再度

面白かったからと本を持って

きて下さっていた。

以前読んだ「楽園の犬」も

「同志少女よ 敵を撃て」も

祥子さんが面白かったからと

貸して下さったものだ。

 

澤田 瞳子さんの「月ぞ流るる」

という本で、TVの「光る君へ」

藤原 道長の妻、源 倫子仕えた

才女赤染衛門の物語。

 

赤染衛門 に対する画像結果

 

この本は、衛門のその後の

物語だった。

 

関連する画像の詳細をご覧ください。月ぞ流るる (澤田瞳子 | 文藝春秋) 無料試し読みならドコモの漫画・電子書籍ストアdブック

 

登場人物の名前の読みは始めは

ルビが振られているが、ずっと

付いているわけではないので、

忘れて読めなくなる。

前のページを読み返し、何度も

同じページを読むことになる

わたし、最後まで読めるのか。

メモを取りたいくらい。。

 

 

閑話休題

一説によれば、現代人が1日に

触れる情報量は、江戸時代の人

の一年分、平安時代の人の一生分

だったという。

情報量の少なさと貴族の生活環境の

狭さゆえに、色々な誤解や齟齬も

生まれただろう。

 

政権を掌握した藤原道長と周りの

人間の陰謀、愛憎、思惑が交錯し、

ミステリー要素もありの面白さで

ありました。
 

藤原道長の策略におちいって、

裏切られ、利用された多くの人々。

道長がやった事は彼の父親兼家が

やった事と同じだ。

道長は一族の隆盛が永遠に続くと

信じたのか?

娘達を次々と天皇に入内させて、

自身が天皇を操りこの世の春を

謳歌して歌を詠んだ。

「この世をば 我が世とぞ思う

望月の 欠けたることもなしと

思えば」

その陰で自分以外の人々にも心が

あることに、思いが及ばなかった

のだろうか。

 

『栄華とは、華やかであれば

あるほど、足元に落ちる影は

濃さを増す』

 

 

 


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