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靖国神社 に対する画像結果

 

靖国神社 に対する画像結果

 

東京・靖国神社の石柱に中国人

ユーチューバーが「toilet」(トイレ) 

とスプレーで落書きをした事件だが、

実はその前にこの男は「放尿」を

している。

容疑者「鉄頭」の本名は「董 光明」

本人も日本テレビのインタビューで、

「落書きをする前に、便所でやるべき

ことをやった」と認めているのだ。

警視庁は、複数の人物が関与したと

みて捜査している。

(日テレNEWS 6月4日)

 

しかし、マスコミ報道のタイトルは

申し合わせたように「落書き事件」

「落書き男」「靖国落書き」が

圧倒的に多い。

「放尿」という見出しが踊るのは、

週刊誌メディアや個人の寄稿記事など、

かなり少数派だ。

これは世界の常識に照らし合わせれば

「異常な自主規制」である。

 

靖国神社は宗教施設である。

日本人の間でも色々な捉え方の違いが

あるにしても戦争で亡くなった方々の

魂が祀られ、多くの日本人が参拝を

しているという事実がある。

そういう「信仰」や「死者の魂」に

対して放尿をするという侮辱行為は、

「日本政府への抗議」いう次元と

まったく異なる犯罪なのだ。

 

2012年、アメリカ海兵隊の兵士が、

戦闘で亡くなったタリバン兵の遺体に

放尿をする動画が流出、米軍基地で

イスラムの聖典コーランや宗教文書

100点を焼却していたことがわかると

国際社会で大きな批判に晒され、

アフガニスタンでは抗議デモやテロが

多発して多くの人が亡くなった。

これを受けて米軍もこの兵士を処分、

オバマ大統領も謝罪した。

 

激しく憎しみ合うような国家・民族間

であっても、相手の信仰や尊厳を

「放尿」で貶めるというのは、

「人として超えてはいけない一線」

なのだ。

紛争が続く中東でも、エルサレムや

メッカで「放尿テロ」があったなど

聞かないではないか。

 

許されざる行為が日本の宗教施設で

起きた。

本来ならばマスコミはこの蛮行を

国内外に広く発信し、個人の犯罪とは

いえ、中国政府に「遺憾」くらいは

言わせなくてはいけない。

 

現実のマスコミは「落書き事件」

ばかりを報じて「放尿」の事実には

目をつぶって鎮火しようとしている

ようにさえ見える。

これはさすがに「自主規制」を通り

越して、「偏向報道」と言わざるを

得ない。

 

日本のマスコミ記者は新人時代から、

警察や役人への「裏取り取材」を

叩き込まれるのだが、そこで彼らが

使う用語・呼称も忠実に真似ることも

徹底させられる。

なぜか、「役所や警察の言う通りの

ニュースを流しておけばクレームも

入らないし、もし誤報でも役所や

警察のせいにできる」からだ。

要するに、報道機関としての信頼を

守るための「企業防衛」の一環だ。

 

習近平に恩を売る?

岸田首相二期目続投への思惑

なぜ日本政府が、日本人の魂や

信仰を侮辱される行為を「落書き」

などと矮小化しているのか。

ミもフタもない話をすると

「岸田首相の二期目続投」のためだ。

岸田政権は冷え込んだ日中関係の

安定化を目指している。

5月26日には李強首相と会談して、

この夏に「訪中」「習近平主席との

首脳会談」を実現しようと根回しも

している。

これが成功すれば日本産水産物の

禁輸解除に近づくし、支持率アップが

見込める「訪朝」の足がかりにもなる。

これらの外交の実績があれば、9月の

自民党総裁戦で「再選」という芽も

見えてくる。しかし、ここで大騒ぎを

して中国と揉めたら、このシナリオが

パアになってしまう。

 

そこに加えて今回、「靖国放尿テロ」

を問題にしないのは、岸田政権として

「習近平に恩を売る」という狙いも

あるのではないかと思っている。

今回の問題が、国際社会で大きく

報じられる事を最も恐れているのは、

ほかでもない習近平主席である。

なぜかというと、国内外で起きている

「放尿スキャンダル」につながって

しまうからだ。

靖国神社が「放尿テロ」にあった

前日、タイ・バンコクの観光スポット

であるチャクリー・マハ・プラサート

宮殿でも「中国人の放尿」が問題に

なっていた。

 

香港紙『サウスチャイナ・モーニング・

ポスト』(SCMP)が5月29日に報道した

ところによれば中国のSNS「抖音」へ

この王宮を訪れた観光客が連れていた

女の子に王宮内の花壇でおしっこを

させている動画が投稿された。

撮影者によれば、この観光客は中国人

ということで、女の子の親らしき男性

のリュックには「シャオミ」という

中国ブランドのロゴが入っていた。

さらに「放尿スキャンダル」は中国

国内でも起きている。

昨年大きな騒動になった「おしっこ

青島ビール騒動」だ。

昨年10月、中国SNSにショッキングな

動画が投稿された。

中国を代表するビール『青島ビール』

製造工場というところで青い作業服を

着た男性が、大きな原料容器のような

ものの中に勢いよく放尿をしていた。

 

さて、もし今回の「靖国放尿テロ」に

日本政府が大騒ぎをして、国際社会で

注目を集めたら、国内外で起きている

「放尿トラブル」も脚光を浴びる。

そうなると、「中国人=あたり構わず

放尿をする民族」というネガティブ

イメージが世界に広がる恐れがある。

 

もしトランプ氏だったら、「日本の

神聖な場所で放尿をするように、最近

中国人はよその国でやりたい放題だ。

民主主義を守ためにも、南シナ海や

台湾海峡でこれ以上勝手に“放尿”する

ことは許さない」と意地の悪い挑発を

するだろう。

そして、緊張を極限まで高めておいて

得意の「ディール」(取引) に持って

いくはずだ。

 

岸田首相と日本政府はそういう道を

選ばず、自ら「落書き」と騒ぎを

小さくした。

なんの考えもなく、中国共産党を

かばうほどの「バカ」ではないと

信じたいので、やはりこれは

「習近平に恩を売った」という

ことではないか。

 

愚かな動画を撮る者たちは、バズった

アクションを模倣する。

中国や韓国の迷惑系ユーチューバーの

ような人たちが「靖国放尿テロ」の

動画に触発されて、靖国神社で同様の

迷惑行為をする恐れが高い。

靖国神社はすでに中国愛国インフル

エンサーのビジネスの“名物ロケ地”に

なってしまったようだ。

彼らは日本観光ビザという低コストで

日本に来て、在日中国人が3千円の

時給でエスキトラ出演や撮影協力する

というようなビジネスもできている。

今回の放尿事件は、ただの始まりに

過ぎない。

これから模倣犯が増えてくる可能性が

大いにある。

世界各国でも宗教施設への毀損行為を

厳罰とする法律がある。

日本政府はこの放尿事件を教訓として

宗教施設への毀損行為の厳罰化が必要

ではないか。

 

本来、このようなことが起きれば、

香港人が反中デモをしたように国民が

激しい怒りを見せて、不届者たちに

「これはさすがにやりすぎだ」と

知らしめなくてはいけない。

しかし今回は日本政府が「落書き」と

率先して火消しをしたこともあって、

国民もそれほど怒っていない。

 

中国や韓国の迷惑系ユーチューバーは

思いっきりナメるだろう。

「放尿してもこれだけってことは、

靖国でもっと過激なことやっても、

ぜんぜんOKじゃん」――。

 

これから放尿がかわいく思えるような

侮辱的な迷惑行為を仕掛けてくる恐れ

もある。

かつてあったが、放火騒ぎなども想定

すべきだろう。

国を滅ぼすのは「侵略」だけではない。

その国の人々が大切にしている宗教や

先祖への想いを侮辱して、誇りを捨て

させることも国家滅亡に繋がっていく。

そのあたりの危機感が岸田政権には

かなり希薄なようで残念でならない。

(ノンフィクションライター 窪田順生)

 

 

 

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