夏目漱石の言葉に、
「前後を切断せよ、

みだりに過去に執着する勿れ、

いたずらに将来に未来を属する勿れ、

満身の力を込めて現在に働け」
という内容が有ります。

この漱石の「前後を切断せよ」とは、

江戸前期の禅僧の沢庵和尚の言葉から

引用された禅語だと思います。
沢庵和尚は、これを「前後際断」と

言いました。

日本における曹洞宗の開祖・道元も

前後際断について触れています。

「前後際断」は、単純に時間の流れを

「裁断」する (断ち切る) 意味よりも、

過去と未来の流れの「際」(きわ)を

見極めて切断する意味を思います。

・過去をくよくよ引きずっても何も

 変わらない。
・未来を心配しても取り越し苦労なだけ。
・今のこの時だけを懸命に生きましょう

 という戒めです。

人の悩みは、過去の出来事のトラウマか、

まだ来ない未来への心配が大半です。
時の流れの切断が出来ていない人が

大半です。
過去の出来事と未来ばかりを見て悩み、

肝心の今の生活を見ていないために、

新たに失敗をしがちです。

これは自動車の運転中の思考を見れば

良く分かります。
運転中の前方と周囲への注意よりも、

今日の予定と、今後のことか、過去の

腹が立つ事に思考が占められている人

が多いです。

事故に遭いやすいのは当然です。

ただ、
・過去と未来への心配 > 今のこと
これがダメだと言うのは分かりますが、

現実には、
・「未来と今のこと」を心配して集中

 することが大切。
済んだ過去への心配や悩み、後悔は、

 本当にムダであり、現在の生活へは

 百害あって一利無しです。

もう過去の出来事について詮索したり、

悩んだり、後悔するのは止める時です。
それよりも、これからと、今の生活を

真剣に頑張りたいものです。

 

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分かっちゃいるけど・・・。

でも断捨離は必要。

何でもため過ぎるとゴミ屋敷になる。

心も同じか。

 

頑張ろう。

 

 

追記

30日朝にお飾りしたお鏡餅。

案の定、広がっちゃって、

平らなお鏡となった。

小ミカンもなく、餅とり粉を

まぶしすぎて、何が何やら。

まあ、色々問題点はあるが、

家モチなのでこれでご勘弁。

 

 

 

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