今日のダーリンより

 

スマホにも付いているんだけど、
ひとつくらい電卓を買おうと思って

探したらびっくりした、

821円とかで買えるんですよね。
100円ショップでも300円とかで

売ってる。
いろんな理屈は言えますけれど、

実感としてわからない。


ラーメンの業界で、千円ラインを

超えるかどうか、それぞれの店で

悩んでいるという話を聞いてますが、
電卓ひとつが300円って、運送費も

店の利益も含めてです。
ちょっといいクロワッサンひとつも

買えない値段。
電気製品は、何だかわけわからない

値段になってます。

テレビはどうなんだろうと、検索を

やってみました。
中古でよければ、19型4,980円でした。
新品の24インチなら16,480円、

40インチが27,980円。
ひとつのテレビをつくるのに、いくつの

部品があるのか。
どういう順番でどれくらい時間をかけて

つくるのか、
梱包して、港に運んで船に乗って、

また港に着いて、トラックとかで店に

運ばれて、陳列されてるのです。
 

テレビにしても、電卓にしても、
「おまえ作ってみろよ」と言われたら

絶対に無理です。
作るのが大変だからって、欲しい人が

いなかったら、
どんどん安くなるばかりなんですよね。
同じテレビというものをつくるにしても、
欲しがられる理由のあるテレビだったら、
それなりの価格で買ってもらえるという

こともあります。


電気製品の中でも、「たいした電気釜」は、
100,000円以上もしてるのに売れている

らしいです。
ぼくはいまはまだ「ごはん炊き」を趣味に

してるので、5,000円くらいの羽釜とかで

炊いていますが、それだって、電卓よりは

ずいぶんと高いですね。

ぼくは、昔、百貨店の広告をつくって

いましたが、ある年の年間テーマコピーは、
「ほしいものが、ほしいわ。」というもの

でした。
これ、裏地は、

「ほしくないものは、ほしくない」です。
いつのまにか、あんなにほしがられていた

テレビが、「ほしいもの」でなくなっていた、

という感慨もあります。

 

****************

 

納得できるなー。

若い頃は、欲しい物が本当に欲しいのか

よく分からなかった。

欲しくないものも欲しがった気がする。

友人が良いと言っていたから。

だれも持っていないものだったから。

 

それの繰り返しでここまで来た気がする。

 

今は「欲しい物が必要なものか」になった。

そして、将来邪魔にならないかどうか。

わたしの欲しい物、好きな物も、きっと

いつか誰かのゴミになる。

 

「楽しくないねえ」と言う人も、いるけど

とりあえずわたしは今ここ。

 

 

 

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