西洋の有名な神秘家であり、学校の教育者でもあった

ルドルフ・シュタイナー。

 

シュタイナー教育とは、人は7年ごとに成長の節目を

迎えるとして0歳~21歳までを3分割し、発達段階に

合わせた教育方法を提案しています。

  • 第一【0歳~7歳】 (身体)意思を育てる時期
  • 第二【8歳~14歳】 (心)感情を育てる時期
  • 第三【15歳~21歳】(頭)思考を育てる時期

「身体」「心」「頭」を育てる時期に分け、この3つを

バランスよく成長させることを大切にしています。


シュタイナーは、かなりの記述・発言を残しています。
シュタイナーは、ヒットラーが社会でまだ無名の頃から、

彼が悪魔の化身だと見抜きました。
ヒットラー自身も、
シュタイナーの暗殺を何度も試みた

エピソードが知られています。

その執着ぶりは、ヒットラーの周囲の側近も、意味が

分からなかったようです。
普通の特殊教育の学校校長の逮捕にこだわったのです。

・お互いに、どうしても気になる。
これが因縁が有る者同士の
特徴と言えます。
「ほっとけば良いのに」
これが出来ない相手は、逆に縁が深い者同士です。


シュタイナー
  
(ウィキペディアより)

そういう神秘家・シュタイナーが言う悪魔学では、
個人の中に潜む悪魔には、2種類の系統の悪魔が居る

と言います。

1つは、
「アーリマン的な悪魔」(ゾロアスター教の

暗黒と破壊の神)。
物質主義、金欲、我欲の細事にこだわる神経、
そして

「集団性」を利用する悪魔性です。
戦争は、個人の「アーリマン的な悪魔」が集団で

突出した時に起こるとします。
集団性を悪用して徒党を組む反社会的勢力も、個人の

「アーリマン的な悪魔」が巨大化していると言えます。

子供の教育界も、人間の「アーリマン的な悪魔」が

集合した組織だとして、シュタイナーは独自教育を

創設した理由があります。

2つ目の人間に潜む悪魔は、「ルシファー的な悪魔」

だとシュタイナーは指摘します。
この人間の悪魔性は、「個人性」の重視を誘導させて

破壊を起こす悪魔性だと言います。

個人主義も増大すれば、海外のように個人が拳銃で

武装するような事態になる訳です。
これはルシファーの悪魔性が「そう」させると、

シュタイナーは示唆します。

その他、個人のルシファーの悪魔性がさせるものとして、
・家庭の現実問題から逃避して我欲の幻想にひたること。
・神秘主義や信仰を悪用して個人の営利をむさぼる性向を

 起こさせる。
・個人主義の増大は、また結局、戦争への誘導に成る。

以上のように個人に潜む2つの悪魔性、

「アーリマン的な悪魔」と「ルシファー的な悪魔」は、
集団性と個人主義という、相反する人間の2つの性質を

悪用して、結局は戦争や破壊に人間を誘導することを

シュタイナーは指摘しています。

つまり、集団性も、個人主義も、過剰に成れば破壊を

起こすということです。

だから、この2つの悪魔性を避けるには、個人の中で、

「中道」を意識することが大切です。
老子も、釈尊も、中道が人類の悟りに通じることを

指摘して、中道を最大に重視しています。

集団性も、個人主義も、ほどほどの視点で冷静に

見る人は、誘導されることはありません。

感謝すること、それでも有り難いという思い。
「握り飯が食べられるだけも有り難い。幸せだ」
「パンがあるだけで有り難い」

 

 

 


 

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