名のある名刀は全国にあるが、名前もロマン溢れる。

 

「童子切安綱(どうじぎりやすつな)」

源 頼光の愛刀。

その昔、丹波の国に住みついていた鬼・酒呑童子

(しゅてんどうじ)の首を切り落としたという。

 

東京国立博物館に展示されている童子切安綱

童子切安綱(東博HPより)

 

 

「瓶割刀(かめわりとう)」

戦国時代初期の剣豪にして、「一刀流」開祖である

「伊東 一刀斎」の愛刀。

瓶に身を潜めた賊を、その瓶ごと両断したという

伝説の名刀で、代々一刀流宗家に伝承されてきた。

日光山輪王寺の神庫に奉納されたというが現在は

行方不明である。

 

「鉄砲切り兼光(てっぽうぎりかねみつ)」

越後の雄、上杉 謙信の愛刀として知られる名刀。

川中島の合戦で武田方の狙撃兵を鉄砲ごと切り

伏せたというわざもの。

現在個人所蔵。

 

「雷切(らいきり)」

福岡柳川藩 藩主立花家伝来の名刀。

ある日、木陰で雨宿りしていた立花 道雪を雷が直撃。

しかし彼は半身不随になりながらも命を取り留めた。

人々は道雪が「雷神を切った」と噂し、それまでの

「千鳥」から「雷切」へと名を改めたとのこと。

 

雷切丸

 

ついに物体ではなく、自然エネルギーを切った刀?

 

「にっかり青江(にっかりあおえ)」

持ち主には色々な伝説がある。

作者  備中國 青江 貞次 

「元暦(七百四十六年前)頃 傳來 

足利氏の頃、駒丹後守の所佩にして妖女の

ニツカリと笑ふて來れるを切りしと云ふ」。

 

刀で幽霊も切れるのか!

にっかり青江(四国新聞社HPより)

 

「蜻蛉切り(とんぼきり)」

刀ではなく猛将・本多 忠勝の愛槍で、

穂先に止まったトンボが、その瞬間

真っ二つになったという切れ味。

 

蜻蛉切り(東博HPより)

 

トンボよ、何で槍の穂先に止まったのかー。

 

 

今回は展示されていなかったが福岡市博物館所蔵は

他にもある。

日光一文字(にっこういちもんじ)は、鎌倉時代に

作られたとされる日本刀(太刀)。

 

国宝日光一文字 に対する画像結果

 

日本の国宝に指定されて、刀を収めていた蒔絵箱も

国宝の附(つけたり)として指定されている。

福岡市が所有し、福岡市博物館が所蔵する。

 

これは2月7日からの展示となるが、どうせなら

圧切長谷部と一緒に展示して欲しかったー。

 

3月からの展示も、面白そう。

 

 

 

 

何一つ知らなかったが、日本刀の素晴らしさに

改めて感動した。

その刀に名付けた名前も素晴らしい。

世界で一番語彙が豊富で、創造力が豊かな日本人。

 

 

 


 

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