『Nature Communications 』
（2022年3月4日付）より
最近の研究では、たとえ少量の飲酒でも、心疾患の
リスクが高まることが報告されたが、新たな研究に
よると脳も萎縮するという。
ウィスコンシン大学のレミ・ダヴィエット博士らは、
英バイオバンクに登録されている成人3万6000人分の
MRIデータを用いて、飲酒と脳の健康との関係を詳細に
調べた。
その結果、お酒の量が増えるほど悪影響が大きくなる
ことがわかった。
脳への影響は、毎日飲むほどに増えていく。
量が増えるとリスクも上がり、次の1杯は前の1杯より
ダメージを与えるという。
以前は軽く飲む程度ならむしろ健康にいいとする説が
あったくらいだ。
50歳の人では、1日にビールコップ1杯から2杯、
日本酒なら、おちょこ2杯～4杯飲む習慣があると、
飲まない人よりも脳が2歳老化していることが判明した。
さらに毎日、日本酒なら1合くらい、ビールなら大びん
1本くらい飲むと、飲まない人より3.5歳、脳の老化が
進むことになる。
それ以上摂取し続けた場合、脳年齢に10歳以上の差が
出てくるのだそうだ。
ただしこの研究は、飲酒と脳の萎縮との関係を示した
もので、その背後にある因果関係までを証明している
わけではない。
酔っ払うと脳内で炎症を引き起こす酵素が活発になる。
そのせいで灰白質が失われ、白質の結合も損なわれる
かもしれない。
たとえば、毎日1杯のビールを飲むのと、平日まったく
飲まない代わりに、週末に1週間分の7杯を飲むのでは
どちらがマシなのか？
お酒好きには気になる話だろう。
研究グループは今後、飲酒のパターンと健康への影響を
引き続き調査したいとのことだ。
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医療部長・山口博弥
私は酒を飲むのが嫌いではありません。
というより、好きな方です。
でも、「酒を飲まない日は１日もありませんっ！」
と胸を張れるほどの酒豪ではなく、週に２、３日は
休肝日を設けています。
お酒を飲んでも顔が赤くならないので、体質的には
強い方なのでしょう。
「年をとって、めっきり酒が弱くなったよ」なんて
言う人がいますが、私の場合、年齢とともにますます
強くなった気がします。
日曜日は、なんと９時間もお酒を飲み続けました！
午後３時ごろから近所の鉄板焼きの店、続いて友人の
自宅で大宴会が開かれました。
最後は、場所を替えて飲み、終わったのは午前０時ごろ。
もう楽しくて、ビールや日本酒が進むわ進むわ、休みなく
飲み続けました。
さすがに後半はぐでんぐでんに酔っぱらい、ろれつは
回らなくなり、記憶はほとんどまだら状態。
でも、途中で居眠りすることもなく、要所要所でスマホの
カメラのシャッターを切りました。
（あまり覚えてないのですが、スマホのアルバムに沢山の
写真が残っています）。
さて、「酒は百薬の長」と言われます。
適度にお酒を飲む機会がある人の方が、人とのコミュニ
ケーション能力が高く、積極的で、ストレスも解消でき、
その結果、健康でいられる、ということはあるでしょう。
しかし、お酒そのものが健康にいい、という研究結果は
あまり聞いたことがありません。
むしろ健康への害についての情報の方が多いようです。
私も、休肝日を設ける今の生活は続けます。
しかし、お酒をやめる気はありません。
楽しい酒ならストレス解消になるし、いい気分でいる
ことで免疫力も高まる気がします。
やや死語になりつつある「飲みニケーション」は、
お互いの理解を深めるうえでも大切。
仕事のうえでも、職場の先輩や同僚と飲みながら
「ああでもない、こうでもない」と議論する中から、
おもしろい企画が生まれたりしたものです。
何事も、ほどほどがよろしいようで。
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お酒に飲まれて、お酒無しではいられない人は
論外だが、大酒のみで健康長寿の人がいるのも
事実だし、飲みすぎなければいいんじゃないかな。
要は飲み方よね。
昔からの「酒は百薬の長」という言葉もばかには
出来ないとも思う。
楽しく飲んで、自分のストレスが発散出来たら
いいと思う。
アルコールに弱いわたしは、歳をとるにつれ、
お酒が美味しく飲めて、ほろ酔いで楽しく
おしゃべりが出来たら、どんなに楽しい人生
だろうとつくづく思う。
食前酒のシャンパン一杯 (おしゃれー ( ´艸｀))
とか、友人と酒蔵巡りで利き酒するとか。
お酒の味は大好きなのにアルコールに弱いなんて、
ちょっとした罰だ。
