長尾クリニック院長
風邪は一時的に抗体ができてもすぐに落ちる。
だから風邪の人工免疫はできなかったし、
その必要も無かった。
生体はいろんな備えをしないといけないから
何十万ものウイルスに対する抗体をいちいち
作り続けるなんて馬鹿なことは絶対にしない。
生命を脅かすような重大な疾患 ( 麻疹や
風疹や水痘がそうとも思えないが ) に対する
抗体は終生やそれに近い位、長期間作り
続けて警戒をしている。
インフルの抗体だって、ワクチン打ってA型に
感染しても、その後、B型にも感染して怒って
文句を言って怒鳴り込む患者さんもいる位。
「 抗体 」 という人間の免疫システムは高度で
素晴らしいけども、自然感染を繰り返すうちに
徐々に 「 鍛錬 」 される免疫もある。
僕は、インフルに感染したことがない。
27年間、毎年、何百人のインフルのウイルスを
直接的に大量に浴びてきたが、一度もワクチンを
打ってないのに一度もインフルに感染したことがない。
実は、インフルの抗原検査をするベテラン看護師も
まったくかからない。
僕と同じようにワクチンを打たないのに、浴びても、
感染したりしない。
僕達、最前線は、経験的にそれ( 免疫鍛錬 )を
知っている。
一方、新人医師や新人看護師は、ワクチンを
打ってもすぐに感染して休む。
果たして、コロナはどうか。
アルファ、デルタ、オミクロンと相手は変われど、
誰もかからない。
かかっていても ( 暴露 )、免疫鍛錬されて
いるので、気が付かないのかも。
つまり暴露から感染、そして発症まで至らない
うちに処理しているのか。
自然に風邪に感染して免疫を獲得するのは
自然なこと。
自然に少量ずつ暴露して免疫鍛錬されるのも
自然なこと。
そもそもだけど、なにゆえ、そんな無理をして
強烈かつ人工的に抗体を誘導しなければ
ならないのか、僕は最初から全く分からない。
「 3度目のワクチンを打つくらいなら、
かかった方がマシ 」 と言う患者さんがきた。
「 ごもっとも 」 と、言うしかなかった。
まあ、そんなことを言う人はかからない。
欧州では「 国民の半数以上がかかる 」 ことを
前提とした対策に変更しつつある。
日本は何でも欧米の真似をするが濃厚接触者の
隔離期間を2週間から10日に短縮した。
「 そして誰も居なくなった状態 」 だけは
なんとしても避けたいので当然であろう。
大阪府豊中市保健所長が 「 濃厚接触者の追跡
( 積極的疫学調査 )の意義を感じない 」 と発言。
濃厚接触者を特定して隔離してもそれまでの間に
感染を広げているので当たり前の感覚だ。
しかし、まだまだ保健所は積極的疫学調査に
必死である。
その結果、
職員の家族や介護施設で 「 囚われの身 」
になる人が続出して困っている。
僕は、第一波の時からずーっと 「 無症状なら
保健所に捕まらないように 」 と言ってきた。
無症状であっても注意は必要だが、2週間の
隔離に捕まったら忙しい人は 「 最悪 」 である。
今日も10人の感染者が出た。
毎日、必死でオンライン診療やメールをしている。
当院で診断した感染者と他所で診断された感染者
全員にオンライン診療をして携帯を教えて、24時間
管理している。
第一波の時からずっとそうしてきたが、第六波に
おいても感染者全員を最低10日間、24時間管理を
している。今も。
ほぼ全員がこう聞いてくる。
「 いつになったら保健所から電話がかかるの?」
「 私はオミクロンですか?」
「 いつになったら解放されるの?」・・・
全部、「 さあ、保健所じゃないと分からない 」
と答えると、みんなビックリする。
「 先生、そんなことも分からないの?」
「 はい、スミマセン 」
保健所は、また崩壊している。
6回目の崩壊、である。
でもこれは決して保健所が悪いわけではない。
不眠不休で懸命に働いているけど回らないだけだ。
テレビで 「 2類外しはまだ早い 」 とか
「 どうでもいい 」 と言われる政治家や専門家は、
自分が40度発熱して10日間、医者にもかからず
閉じ込められたら、おかしいと思うはず。
自分自身が当事者になって死にかけないと、
医療を受けることの意味が分からないのだ。
子供に対するワクチン。
メリットとデメリットを天秤にかけたなら・・・・
日々の感染者の中に、5歳や8歳や11歳の
子供も混じっているが元気である。
子供の風邪に対して大きなリスクを冒す意味が
僕にはまったく分からない。
このブログは、もはや政府も専門家も見て
攻撃されているのでもはや、大切なことは
ほとんど書けなくなってきた ( ホント、辛い )。
バンされない限りは続けるが、差し障りの
無い範囲だけに留める。
22日に出演した今田耕司さんの番組、
『 今田耕司のネタバレMTG 』、知人に
聞いたら、ほとんどカットされていたよう。