インドネシアの地震の被害が大きい。
インドネシア中部のスラウェシ島を襲った大地震で、
当局者は7日、今も安否を確認できない人が5000人
を超す可能性があるとの見方を示した。
日本でもここ最近、あちこちで地震が頻発している。
当事者にとって、前ぶれもなく突然おきた地震の恐怖
の記憶が消えることは無い。
大地震の恐怖は何年経っても薄れることなく、記憶に
刻み込まれている。
我が家地方に起きた地震は、もう随分経つが、もしも
夜お風呂に入っている時に地震がおきたらと考えると
怖くて、うす明るいときにお風呂に入ることが多い。
少し揺れた気がしてもドキドキしている。
熊本大地震の時も、遠く離れているにもかかわらず、
活断層の真上の建物なので、立っていられないほど
揺れた。
我が家地方の地震
最初の震度6のときは日曜の午前中だった。
里山のボランティアで山にいたわたしは 「 ウォーン 」 と
いう異様な音に 「 今、変な音がしたよね 」 の 「 いま 」
を口に出しながら、左にいた里山メンバーの方を向いた
途端、山全体が大きく揺れ、立っていられずその場に
みんなでへたり込んだ。
自分が立っている山が大きく揺れるのは、不安で
恐ろしかった。
そのあとすぐに携帯が通じなくなり、冷静な男性達の
「 とりあえず、お弁当を食べてから山を下りよう 」
の言葉に励まされて、みなで早い昼食を済ませた。
車で帰る道すがら、そんなにひどい被害とは思わず
家の近くまで送って頂き帰宅したのだが、家のドアが
開かない。
満身の力をこめて押し開けたら、靴箱がドアに倒れて
開かなかったのだ。
中をのぞくと素足ではとても入れないので、靴のまま
上がると、食器棚も冷蔵庫も扉が開き、中身が全部
飛び出ていた。
とにかく家中に散乱したものを片付けなければ、猫が
危ないので黙々と割れた器や、冷蔵庫から飛び出て
散らばった食品をゴミ袋に入れ、破片はほうきで掃き、
あとはフローリングワイパー、コロコロなどで仕上げた。
居間も寝室も家電類が横っ飛びに飛んで、破壊されて
いた。
猫たちは( その当時は2匹いた ) 夕方暗くなって、オス
のステが左右を確かめながら外から帰ってきた。
ボーが押入れの中からそっと出て来た。
その時の揺れで台所、居間、寝室のベランダの掃き出し
窓も、ワイヤー入りの部分に大きくひびが入っている。
お風呂の窓も片方がまったく開かなくなった。
その一ヶ月後の早朝にも5強の余震が起きたわけだが
今度、強震度の地震が起きたら、この建物はもう耐えら
れないかも知れない。
肚を括ったつもりでも、いざとなったらどう行動するか
自分でも分からない。