人間は別に外部からストレスを与えられなくても、座って悩んでいる
だけで、老化が進むんだそうだ。
その悩み、心配事は未だ、現実には何も起こってはいないけれど、
私達は何故か意味なく心配事が頭一杯になって行く生き物なのだ。
そして、その事はものすごく若さを浪費するらしい。
老化防止に、サプリだ、いい肉だ、オメガ3だとか騒ぐ前に、思いの錆
を取った方がはるかに防止になるのか。
悩みは精神的な漏電などと言われるが、私などは意識なく寝ている時
でも説明のつかない不安感に襲われて目が覚めることがある。
という事は、心身を休める為に寝ていても、残り少ない若さが漏電して
老化が加速しているなんて情けない。
以前にも書いたが、私の友人は30歳の頃、言い知れない悲しさで
毎朝泣いて目が覚めたというし、どうしようもない感情に揺さぶられる
ことが多いのが人間なのだ。
「 下手な考え休むに似たり 」 という諺があるが、分かっちゃいるけど
下手な考えに取り込まれていくのが人間なんだから、生きている限り
それは防ぎようが無い気がする。
昨日、テレビでお医者さんが 「 老化も病気の一種です 」 と言っていた。
私は病気だったのか。
1月29日に書いていた 「 ありがとう効果 」 の一環で、大丈夫効果に
期待して、不安感に襲われて目が覚めた時は 「 大丈夫、大丈夫 」 と
自分に言い聞かせるようにしていた。
目が覚めてしまえば、不安感など忘れてしまうのだが、取り敢えず
続けてみたのだ。
結果は不安感で目が覚める事が激減した。
人間ってどうにでもコントロールされる弱い生き物だなあ。
これが凄いカリスマみたいなのに、自信たっぷりに
「 私のいう事を聞いていれば、あなたは一生大丈夫 」
と言われたらイチコロだろうね。
お花畑の住人でボンヤリ生きていてはいけないし、最悪の事態も
考慮したその上で 「 大丈夫、大丈夫 」 と生きて行くのは難しいが、
カリスマに頼らず、
これが私の生きる道。