帰国後の時差ぼけが治らない。
早く起きてしまうので、せっかくだからと2日連続で朝走っている。
幸い2日ともそれほど冷え込んでいなかったので、快適なランニングができた。
さすがに明日は時差ぼけもなおっているだろう。
そんな中、体育会大学生のカウンセリングをした。
その学生は卒業後も競技を続けたいが、やりたい仕事が何なのか分からないと
話した。
14年前の自分とかぶる。
当時の僕は取りあえず就職と競技がセットで就職した。
やりたいことなど分からないまま。
そしてやりたいことが見えたのは、30歳を過ぎたときだった。
4年間ひとつの競技をやってきたその学生にはぶれない「芯」があって
言葉は少ないし、表現も豊かではないけれども、自分の経験に基ずく
立ち返る場所があった。
今までたくさんの学生を見て来たけれども、自分のいいところをみせようと
必死になって、いい言葉やいい経験や凄い事実なんかをつなぎ合わせる。
そういう学生よりも実直な自分を自身の経験から話せる学生の方が
人間として魅力的に感じる。
企業の人事は何を見ているのだろうか?
当然、その場しのぎの言葉は響かない。
「芯」は言葉で創るのではなく、今に至る過去に置いて自身の経験が「芯」を
創っている。
自分と勝負してどれだけ勝って来たのか?
苦境をどうやって乗り越えて来たのか?
しんどいとき、支えてくれた物は何だったのか?
場数を踏んでいる人間は自分の言葉で話せる。
表現が豊かでなくても、言葉が少なくても、伝わる。
それを表現力がないから、語彙が少ないから自信がないからと
選考過程で自分を出せないでいる。
こういう学生を見る度に、力を貸したくなってしまう。