この時期は空がきれいに澄んでいて、江ノ島と富士山を並べて見ることができ
この地に立つだけで心が洗われるような気がします。

朝9:00~の練習なので、それに合わせて家を出るのは7:15。
下りの電車は空いているだろうと思ったらかなり混んでいて、行くのに大変。
アメフト部の練習は最初の一時間はウォーミングアップなので、見ているだけではもったいないので
海に走りに。
高校から海までジョグで5分。
砂浜を走る。
慣れ親しんだ稲毛海岸より砂の量が多いのか、ふかふかしていてバランスが取りづらい。
ただ走るだけで息が上がる。
海岸にはサーフィンを楽しむ人がほとんどで、たまに犬を散歩している人すれ違う。
走っているのは自分だけで、贅沢な気分になった。

稲毛海岸でのトレーニングのときはかなりハードに走り込んでいた。
その頃のことを思い出し、ただ数キロ海岸を走ったぐらいで息があがっている自分に不甲斐なく、
翌日は稲毛海岸で走っていたメニューをやろうと決めて、
翌日朝9:00過ぎに同じ湘南の海岸に立った。
そしてひとり黙々とシャトルランを繰り返した。
1本目より2本目、2本目より3本目。自分のタイムを超えるべくひたすら走った。
走り終えると、酸欠状態でその場に倒れ込み、しばらく動くことができなかった。
長閑な海岸線でひとり酸欠に苦しむ中年男性。
なんで走ってるんだろう。
そんなことを思い返しながら、動けない自分を情けなく思うと共に、自分が決めたことを
やり切ったという充実した気持ちが支配してきた。
そしてふらふらになりながら高校に戻り、何もなかった振りをして練習を見届けた。
走る理由はなかった。
高校生が必死に目標に向かって歯を食いしばっているのを見ていて、
前日高校生の前で話したことを自分に当てはめてみたのだと思う。
楽する自分にはなりたくない。
自分と勝負して、その過程を楽しむ自分で在りたい。
ただそれを実感したかったから、走ったのだと思う。
その日は充実感で満たされていた。
