「30人31脚」全国大会
二人三脚を30人で行い、そのタイムを競う全国大会がTVで放映されていた。
もう何年も放映されていたらしいが、初めて見た。
小学生が30人31脚で優勝するために、練習し、心をひとつにして
ひたむきに競技に取組む姿勢に心を打たれた。
必ずひとつの勝負が終わると、負けたチームのキャプテンや先生に松岡修造が
インタヴューする。
シンプルに「今の思い」を聞く。
ほとんどのチームが、負けた原因や後悔よりも、チームメイトや先生への
感謝を口にする。
彼らが大事にしていたのは、勝った、負けたよりも、自分達の力を出し切れたか?
心を一つに戦えたのか?
そしてそれが出来たことが、自分1人ではなく、チームメイトや先生のおかげだと。
そして、先生はここまで頑張ってきた生徒を誇りに思い、生徒に感謝する。
真剣に取組んで、真剣に勝ちを目指したから泣く。
野球でもサッカーでも、何でも目標を持って力を合わせて取組んだことは
今後の人生でとても大切な「ものさし」になると思う。
その過程でたくさんのことを学べる。
ゲストの高橋尚子さんが
「初めてもらったメダルも、オリンピックでもらったメダルも、自分にとっては
同じ価値なんです。」と話していた。
きっと彼女も30人31脚の子供達を見て、その素晴らしさに心を打たれたんだと思う。
負けたとしても、人生は続く。
競技には勝ちや負けがあり、勝つことが「目標」になる。
でも人生には勝ちや負けはない。
だから「目標」を設定しにくい。
強いて言えば、「目標」は限られた時間の中で
「何を成し得たいのか?」
だと僕は思う。
それが「何」なのか、自分と向き合い、明確になったとき
同じように、あの時の「ものさし」を元に、一生懸命濃い一日を
過ごすことができるんじゃないかな?と思う。
幸いに35歳の今年も「勝ち」を目指して真剣に取り組むことができた。
今日TVで見た彼らと同じように涙を流し、勝ちという結果を得られなかった。
12歳であろうと、35歳であろうと、同じ涙を流した。
真剣に、本気で目指したからこそ、出てきた涙。
自分が選手として競技ができなくなったとしても、同じ涙が流せるぐらい
違う「目標」に向かって真剣に本気で取組む人生を過ごしたいと思う。