休日に都立高校の練習に参加した。
数年前、シーガルズの後輩がコーチをしていて、その要請で
練習に参加したことがある。
この都立高校の新3年生にとっては春の試合が最後。
クリスマスボールをかけた秋の試合は受験に専念するために
出場しない。
実質2年間の選手生命・・・。
だからか、今回の練習参加も本当のところは12月から体を動かして
いないし、気が重いところだったが、コーチの情熱に押されて行った。
コーチもこの高校を卒業した大学生コーチが週末はもちろん、朝練にも参加して
指導に当たっている。
「なんでそこまでできるの?」
と聞いてみたら、
「この高校のアメフトが好きなんです!」
とキッパリ。
ちなみにこのコーチは難関大学の理科系の4年生。
就職も難なくどこにでも選べる立場なのに、教職を取ってアメフトを
教えたいために、大学院に進学するらしい。
現在、大学3年生の就職支援を片やしている僕としては、このコーチの
「決断」はあまりに大学生らしくない。
いい意味で。
実際に練習に参加してみると、本当に体が動かない・・・。
たった2か月で失われたものは大きい・・・。
この都立高校の規定で、グランドの使用時間が限られていて、その中で
非常にテンポの良い練習をしていた。
素晴らしいと思った。
練習の最後のハドルで一言と言われたので、感じたことをそのまま伝えた。
グランドの使用時間も迫って来ていたので、そろそろ終わりかな?と
思った時に、ひとりの選手がみんなに伝えたいことがあると前に出た。
今日の練習で不甲斐無いプレーをしてしまったことを泣きながらみんなに
詫びた。
それをみんな黙って受け入れていた。
彼が自分の伝えたいことが終わると、元の位置に戻り座った。
ひとりの選手が歩み寄って、泣いているその選手の肩を抱いた。
このコーチがこのチームを好きな理由が分かったような気がした。
このチームが春シーズン勝ち続けることを陰ながら応援したいと
心から思った。