ヒマラヤ遠征10日目『エベレストBCは遠かった』 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

出発地 ロブジェ 4930m  隊員3名
出発地 パンボチェ  3930m  隊長

    10日目、 SPO2  68が出た。高山病症状は出ていないし、下痢も自分から出たいとは言わないレベル。SPO2低い=高山病ってわけじゃない。私はもともと低く出るタイプなのだ。それを理解し、気をつけることこそが、重要であろう。
    隊長がいないので、3名でゴラクシェブに向けて出発。このルートも途中にロッジがないので、いままでの中ではきついルート。

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    でも快晴なので楽しみは多い。

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    登りに来た。ロブジェ・イーストも見えた。この写真、拡大すると問題のデンジャラスクレバスがしっかり写っている。ピークもクレバスもロックオン!早くクレバス覗き込みてー

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    そして、ずっとお預けをくっていたエベレストに御対面!

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    ヌプツェとエベレスト。わかるかなー、分かんないかなー。

    予定通りゴラクシェブに入ったところで、隊長と電話で話すことができた。体調回復しているので、本日はペルジェまで標高を上げるそうだ。問題なければ、明日、我々と同時にBC入りできるそうな。これには一安心。隊長は隊長のできることをやっているので、私たちもしっかりやらなければ。

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    宿泊するゴラクシェブに大まかな荷物を置いて、エベレストBC目指して出発。ここを最終目的地としているトレッカーも多い。

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    到着はしたものの、ここをルートに組み込むべきではなかったかもしれない。ゴラクシェブからエベレストBC、案外というか、大層辛いのだ。極寒の中のトレッキングとなったし、登り降りが案外多い。皆、疲れ果ててしまった。登山を目的としている登山隊としては失敗です。これはひとえにミーハーな海外委員会委員長(隊長)と副委員長(私)の責任です。反省してお詫びいたします。

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    っても、来てる我々は楽しいだけ。ここがあのエベレストBCか、やったで! みな笑顔です。

    画質悪いですが、簡単な動画です。お楽しみください。

    しかし、ゴラクシェブに戻ってからが大変。3人も高山病症状としての軽い頭痛が出てしまったのだ。一眠りしたら私は落ち着いたが、2人は食欲がなく、夜はほとんど食べられなかった。5100mという標高が牙を剥きだしている。1日寝れば、明日はロブジェBCまで標高を下げられる。1日の辛抱だ。
    ただ出発前に、カラパタールに行くという高所順応が待っている。誰なんだ、こんな詰め込み過ぎの計画を作ったのは?おれか?(おわり)

宿泊地 ゴラクシェブ 5100m  隊員3名 
獲得標高 エベレストBC 5300m 隊員3名 6h40m(休憩込)
宿泊地 ペルジェ  4240m  隊長