3月3日(土)は桃の節句。こういう日に山に入らないのがやっぱ山力というものでしょう。しっかり家族と共に過ごしました。
うつのみや文化の森に放流されている娘。別にいつも疲れることをしていたいわけじゃない。もともとはのんびりするのが好きな性分なのだ。あー1日寝ていたい、寝呆けたい。
なにかをツンツンしている娘。
文化の森は宇都宮美術館が隣接しているので、美術展にも立ち寄ってきました。写真を撮るのを忘れましたが、この時は栃木県の自然を描き続けた灰野文一郎さんの回顧展が開催されていました(現在も開催中)。那須の山の絵が多く、普段、肉眼で見ている山々がこう額縁に納まっていると、山は登るだけではないと気付きます。こういう趣味もいい。わたしも山1年目の時はスケッチブックを持っていたっけなあと、遠い目。
自分の繰り出す一歩がどんな大地の上であれ、立ち止まらなければ風景は見えない。描けない。岩壁を攀じるのはなんのためか、今一度再確認。歩を繰り出しているだけでは終点に近づいているだけ。立ち止まって今見える景色を楽しみたい。(おわり)