栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー、ダイナソーに想う。 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

 

 一昨日、B'z LIVE-GYM 2017-2018 "LIVE DINOSAUR"に参戦してきたと書きましたが、思うところがあるので少し書きます。

 

 B'zは今年30周年アニバーサーリーイヤーを迎えています。まだ決まっていませんが、夏以降に30周年ツアーも組まれることでしょう。それはそれで楽しみでしょうがありません。たぶんB'zにとって最後の集大成的なLIVE-GYMになると思えるからです。30周年ということは30年も同じことをやっているというわけで、それつまるところ安定感は抜群にあるきれど、新鮮味があるかと言われれば、やはりもうないという他ありません。

 

 個人的にはB'z以外の活動のほうが面白くなってきている。稲葉さんの「Singing Bird」や「CHUBBY GROOVE」は個人的に大好きだし、最近足を運んだライブはどれも素直に素晴らしかったと言えるライブばかりでした。

 

 Koshi Inaba LIVE 2014 en-ball

 B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-

 Koshi Inaba LIVE 2016 enIII

 

 年老いてもなお健在な稲葉さん、スゲーなと、勝手に納得していたわけです。だが今回は違った。わたしにとって今回のLIVE-GYMはベストではなく、B'zというバンドがゆるい下り坂に入った感じを受けてしまった。いや別に滅茶苦茶楽しんで帰ってきましたよ。そこに嘘偽りはまったくありません。

 ただ99年から欠席せずに通ってきたLIVE-GYMの中ではワーストだったということ。高いレベルでのワースト。こういうことを書かないといけない日がくるのかと、ちょっと自分でもびっくりしているくらい。

 

 B'zとわたしは切っても切れないと言って過言でない。真実影響をもろに受けてきた。90年に出会い、91年にファンとなった。前述した通り99年からライブにも通っている。2000年前後までの曲は容易く諳んじることができる。心に刻まれているベストナンバーの数々。生きているのが辛い時に勇気をどれだけもらったことだろう。

 

 20枚目のアルバム「DINOSAUR」は、はじめて耳にしたときピンと来なかったけれど、結果ライブ映えする曲ばかりで、LIVE-GYMから帰ってきたら、どの曲も輝きを放ってくれて嬉しかった。だけれども、だけれどもだ。5年後に娘にB'zを生で体感させたとしても、娘はスゲーと言わないような気がした。B'zと一緒に紡いできた時間がない娘には生のインパクトが重要だけれど、5年後にそのような感嘆するほどの、咆哮したくなるようなインパクトを与えられるだろうか。そんな将来のこと気にしてもしょうがない、そうだ、分かっている。だけれど、なんか寂しくなったのだ。

 

 30周年以降のB'zの活動はまったく新しいことに挑戦して欲しい。名義はどうでもいい。個人的にはバラードばかりのライブとかを小ホールでやってもいいじゃないかと思えるけれど、それじゃあ終活みたいじゃないか。B'zはなんだかんだでRock and Rollでなければならない。でもそんな呪縛のせいで開かれた音楽に取り組めないのなら、B'zを捨てたっていい。嫌だけど。

 

 30周年ライブの後に、汗だくで咆哮し疲れたわたしが、今日の日のこの投稿を読んで、B'zに対して杞憂だった、恥ずかしいことを書いていると期待して、取りあえず、思ったことを書き残してみる。兎にも角にも、今年はアニバーサリーイヤー。存分にB'zを味わい尽くすぞ!(おわり)