月末なので映画の話をします。思うがままに書くので支離滅裂でもご容赦のほどを。
あまり女優に興味がないわたしですが、今わたしの頭の中はシャーリーズ・セロンでいっぱいです。彼女の特筆した才能には度肝を抜かれています。素晴らしい女優は何人かいます。しかし、セロンの方向性で確立した女優さんをわたしは知りません。オスカーを受賞したりノミネートされたりすると、大抵の役者は稼ぎに入ります。ギャラのいいエンターテインメントの主演をはりたがります。そういう方達からしたらオスカー受賞やノミネートはゴールなのかもしれませんが、セロンは天井を知りません。振り返ってみると、彼女は主演というより助演で力を付けてきた女優さんと言っても過言でありません。助演でいかに存在感を示すか頭を悩ましてきたからこその、現在の主演での出色のパフォーマンスに繋がているのかも。
セロンの作品は、過去に遡ると凡作扱いの作品が多いことに気付く。しかし、じつは一部の層にツボったと言わせるような作品群が並んでいたりします。
「ザ・ダイバー」「ディアボロス」「裏切り者」「ザ・ロード」「スウィート・ノベンバー」
一部からは凡作扱いの作品群なのに、わたしには大ハマっている作品の多いことといったらない。しかし観賞当時は作品(主題)に喜んでいたのであって、けしてセロンに喜んでいたわけではない。逆に彼女の印象が思い返してみてもほとんどない。だからといって、これだけ個人的にツボっている作品に出演しているのだから、もしかしたらセロンが絶妙に機能していたのではないだろうか、とも最近考える。だから12月はセロン祭り。セロンの作品を見返してみようと思う。
1.『裏切り者』(監督:ジェームズ・グレイ)アメリカ
「劇場観賞時号泣」
2.『ザ・ダイバー』(監督:ジョージ・ティルマン・Jr)アメリカ
「個人的にお気に入りの作品で、サントラまで当時購入。セロンの印象は残念ながらなし。」
3.『サイダーハウス・ルール』(監督:ラッセ・ハルストレム)アメリカ
「逆に有名監督の作品だけれど、セロンの印象がほとんどのないのが気になる。見返してみたい。」
4.『モンスター』(監督:パティ・ジェンキンス)アメリカ=ドイツ
「本作も見返してみたい。当時は演技よりメイクが話題だったからフィルター入っているかもしれないので。」
以上、なに書いたかよう分かりませんが、こんな企画をどうぞよろしくお願いします。(次回:12月末日)