ベリテンと言えば、栃木県は真岡市で開催されている音楽フェスのこと。ベリテンは今年で15周年を迎えます。地元に大規模な音楽フェスがあることをわたしは誇らしく思います。
今年度は、妻にできるだけ音楽にふれてもらう1年にしようと考えておりますと、以前竹原ピストルのライブに妻を連れて行った時に書きました。箱ライブを経験した妻、次はフェスを経験してもうらしかないでしょ!と、家族そろって今年はベリテン2017 Specialに参戦です。
ベリテンといえば井頭公園。
ベリテンは多くの音楽フェス同様未就学児入場無料。音楽フェスに幼児を連れていくのは幼児虐待だなんて意見もありますが、それはそれ、個別具体的な判断で。
ベリテンのエリアはシートゾーンが半分以上を占めています。おまけに日陰ゾーンもある。わたしたちもすぐに日陰になる林の隣にシートを敷きました。
うちの娘、卒乳は自然としてしまいました。意識してやらなくしてみたら逆にまったく欲しがらない。そんなわけで、Starthing ActのDADARYの歌声を聴きながら、妻2年弱ぶりののアルコール解禁です。
2バンド目のsumikaの歌声を楽しみながら、食事を楽しむ。
ベリテンは地元の有名店や人気店が多数出店しています。地元密着すばらしい!
3バンド目のSHISHAMOで、はじめてスタンディングゾーンへ。ベリテンには子連れしか入れないファミリースタンディングゾーンがあるのです。並ばずともステージの目の前で演奏を楽しむことができます。おまけにめちゃ空いています。娘もノリノリ。
4バンド目のBlue Encountでシートゾーンに戻ってきました。娘、はじめてのスタンディングゾーンに大喜びです。
ずっと楽しんでいると疲れてしまうので、5バンド目と6バンド目を捨てバンとして、シートゾーンで家族タイムとする。
7バンド目のクリープハイプでお昼寝タイム。
そしてお目当ての8バンド目のザ・クロマニヨンズでまたファミリースタンディングゾーンへ。本フェス参戦の目的は、レジェンドと呼んで差支えないヒロトの生の歌声を妻と娘に聞かせておくことにありました。念願かなってよかったー
ヒロトまだかよーと最前列で待ちきれない娘
ヒロトの歌声に大喜びの娘
9バンド目のWANIMAで、シートゾーンに戻るという贅沢な夕食タイムを敢行し
本フェスのトリを務めるASIAN KUNG-FU GENERATIONを楽しんで帰りました。
妻も娘も喜んでくれて何よりの1日でした。自分が個人的にフェスを楽しんでいた頃には、スタンディングゾーンでグチャグチャとかき回されたりかき回したり、または、朝から目当ての歌手の最前列確保のために何時間も立ち呆けたり、それはそれで楽しかったし、音楽好きなら誰もが通る道だと思うわけですが、いまや子を持つ身となり、ステージから離れたシートゾーンでのんびり楽しむフェス、ガラガラのファミリースタンディングゾーンで自由に娘と遊ぶフェス、そんなフェスとの付き合い方をまさかする日が来ようとは、感無量でございます。
わたしが今回の前に行った音楽フェスでは、文字通り開場から終演まで最前列に居続けました。出店でもなにも買わないし、目もくれない。トイレにも行けないから、水分も少ししか取れない。楽器が鳴っている間だけ爆発させるように踊る時間。演者も同じくステージ上にしか幸せがないかのように演奏していた方が多かった気がする。わたしが変わったから世界の見え方が違うのか。世界が変わったのか。はてさて。
妻は音楽フェスを気に入ってくれ、本フェス前は名前すら知らなかったバンドのCDをパソコンに何バンドかは取り込んだようです。好きな歌手を聞きに行くのではなく、音楽そのものを楽しむのがフェスの一側面でもあります。そういう意味でも大成功でした。
ただし、妻はクリープハイプのボーカルの声だけは生理的に受け付けないと言っとりました。あと数回こすってくれれば中毒にようにジワジワとくると思うのだけどなあ。(おわり)