「入籍記念旅行2日目」 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

 

 2日目は早起きして妻と交代で外湯へ。別所温泉には3つの外湯(共同浴場)がありまして、今回は「木曽義仲ゆかりの葵の湯」へ。朝から源泉掛け流しのお風呂、極楽でした。妻は一番風呂となったらしく、のんびりと浸かれたようです。

 

 

 泊まった南條さんは子連れでもまったく不便を感じるどころか、オムツが使い放題とか、いいことのほうが多かったです。娘もご満悦でございました。ありがとうございます。

 

 

 チェックアウトも11時まで大丈夫と遅いので、チェックアウト前に別所温泉街へ観光に出ました。本旅行の目的、信州善光寺・北向観音両参りのスタートです。

 

 

 

 信州善光寺のご本尊は、極楽浄土に導いてくれるという来世に対してのご利益があります。対して、北向観音のご本尊は、災難、延命、病気治癒などあらゆる現世にご利益があります。そんなことから、「現在」と「未来」のいずれかだけでは片参りと言われていて、両方をお参りするのが良いと言われているわけです。

 信州善光寺にはもう何度となく参拝しているので、わたしにとっては、この両参りあってこそ意味ある善光寺詣でとなり得るわけです。

 

 

 

 北向観音お参り後は、鎌倉の建長寺などと並んで日本では最も古い臨済禅宗寺院の一つ「安楽寺」に移動。なかなか良いところでした。

 

 

 安楽寺の奥にある木造八角三重塔は、木造の八角塔としては全国で一つしかないという貴重な建築で「国宝」とのことでした。

 

 

 次は、北向観音の本坊である「常楽寺」へ移動。

 

 

 立派な茅葺き屋根でした。

 

 

 奥まで歩くと、焼失した木造多宝塔に代わりにつくられた、石造多宝塔がありました。全国的に2つしかない貴重な石造多宝塔のとのことでした。

 別所温泉は、ぐるっと散策しても1時間かからない程度の広さに見るべき場所が密集しています。なかなか立派なものが多く、信州の鎌倉と言われているのも納得の一帯でした。

 別所温泉を後にしたわたしたちは、お昼を食べに、昨日出向いた上田駅前まで戻る。昨日妻が思い出した過去に食べたことのあるというラーメン店「麺将武士」に潜入するためだ。果たしてこの店は本当に妻が学生時分に食べたそのラーメン店なのだろうか。

 

 

 濃厚豚骨とあっさり醤油の両方が味わえる「左近 VS 幸村」。妻は左近を食べて、これだ、この味だ、間違いないと言っておりました。そして味も変わらず美味しいとのこと。10年前に出会ったラーメンとの再会に感激しておりました。

 

 

 わたしがいただいたラーメンは幻の王様中華そば。これも美味しかった。

 

 

 出る前に、お店の方に何年前からお店をやっているのか尋ねたら、15年くらいになるとのこと。妻の言っているお店で間違いなかったのでした。お店の方に「妻が10年前に、斯く斯く然然で、日本一美味いとのことで~」と説明したら、喜んでおられました。妻もその当時のことを色々と思い出しニコニコしておりました。良かったですね。

 

 そして信州善光寺へ。わたしは小学生時分に3年間ほど諏訪市に住んでいたので、善光寺は遠足でも来たことがある、もう何度となく足を運んだお寺さんの1つだ。最初に参った際には、こうして云十年後にも参っているとは思ってもしなかった。今回は南條さんありきの両参りだったけれど、牛に引かれて善光寺参りというように、こういうのも何かの縁なのだろうなあと、ありがたく参らせていただきました。

 

 

 ともあれ、善光寺の仁王門の大きさには何度来てもビックリします。

 

 

 仁王像のクオリティも半端ない!

 

 

 参道でお約束のおやきを食べ

 

 

 

 山門には登ったことがなかったので、今回ははじめて登ってみました。

 

 

 そして本旅行の目的の両参りを果たすのでした。今年は佐野厄除け大師にも足を運んだし、もう厄のひとひらも身体についてないに違いない。人事の及ばぬところはもはや完璧、あとは人事を尽くすのみと言うわけですなあ、責任重大。

 

 

 

 最後に、妻が寄ったことのないという川中島古戦場跡にも立ち寄りました。歴史に興味のなかった妻。大河ドラマを見せながら、徐々に徐々に日本史にも興味の芽が出ているようです。「歴史から教訓を学ばぬ者は、過ちを繰り返して滅びる」と言いますので、とても良いことだと思います。

 

 

 以上、駆け足でしたが、12日の信州善光寺・北向観音両参り旅行でございました。子連れでも特別問題なく旅行はできました。うちの子は、観光していても、食事をしていても、ほとんど泣かないし、たいていお店の人に笑顔を振りまいているので、こちらもとてもやりやすい。なにより宿で苦労することがななにもなかったのが幸いでした。お宿の皆さま、本当にありがとうございます。感謝いたします。(おわり)