鶏足山に登った次の日、初めてスキー板で山スキーしてきました。わたしはもう20年以上スノーボード一筋だったのですが、移動手段としての山スキー技術を習得すべく、山スキーの練習を積み上げていこうと思いたちました。ちょうど山岳会の先輩が古くなったスキー板を譲ってくれました。ありがとうございます!
スキー板を履いての山スキーは初めてですが、スノーボードで十分バックカントリーを経験してきたし、なんとかなるでしょうと、栃木百名山66座目となる「富士山」に挑んできました。
因みに、64座目と65座目は、娘と登った「鎌倉山」「鶏足山」になりますので、娘の百名山関連の投稿のほうを代用ということで。
「鎌倉山」http://ameblo.jp/tama-xx/entry-12239888022.html
「鶏足山」http://ameblo.jp/tama-xx/entry-12257143057.html
やっぱりスキーは機動力抜群ですね。いままでスノーボードを背負ってスノーシューでスキーヤーに付いて行った苦労が忍ばれます。
今回の富士山、は特別山スキーを対象にしている山域ではないので、樹林の幅が狭く、急斜面で滑りには向いていなさそうでしたが、登りは快適で楽しいの一言。やはり山スキーは初めてとはいえ、いままで多くの山スキーヤーの登りを見てきたので、見よう見まねでも十分登っていくことができました。
というわけで、簡単に山頂に到着することができました。移動手段としてならスキーはスノーシューの比較にならないほど楽ちん。
問題は滑りでした。もともとわたしのスキーレベルではちと厳しい斜度だったのもありますが、なにより、わたしの山スキーはスキーブーツではなく、登山靴でのトライなのです。登山靴でのスキーも今回が初めてだったのですが、これがもう難しいのなんの。初物が重なると地獄です。泣きたくなる下山となりました。登山靴だと全然ターンができない!楽しいー!
おまけの話ですが、今回熊に威嚇されてしまいました。50mくらい離れた場所から明らかに熊であろう唸り声がずっと聞こえているのです。目をこらしても何処にいるのか判断つきませんでしたが、間違いなく近くにいて唸っています。
怖くなって、スキー板を担いで駆け下りたのはいうまでもありません。2月に熊から唸られるなんて、やはり冬眠しない熊が増えているってのは本当なのだなあ。あー怖かった。兎にも角にも、山スキー初戦は苦い引き分けといったところでしょうか。登山靴でターンできるように、まずはゲレンデで練習しないといけないのかもしれません。兎にも角にも、本当に久しぶりのソロ登山、ワクワクドキドキでありました。(おわり)