栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー会山行を担当する。 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

 富士登山の翌日、所属している山岳会の11月会山行「読図」があったので、入山してきました。というか今回の会山行は担当自体がわたしでした。今回はもともと読図向きのいやらしい小尾根を発見した時から、「読図を担当させてください!」と、志願の担当だったのです。この日に備え、準備山行もしておいたのでぬかりはありません。

 

 

 今回は、奥鬼怒方面の登山道のないルートを5班編成で、班ごとに目的地を変えて登ってもらいました。結果的には、読図なれしているベテランは迷わないけれど、新人さんはそれなりに迷ってくれたので、なによりでした。読図の練習をやってみると、自信満々に下りているルートが見当違いだったり、自分も地図を見ながらでも遭難してしまう可能性があるのだと自覚できる良い機会になります。

 山岳会に入っていない方も、県の山岳連盟が主催している読図講習等に参加してみることを強くお薦め致します。高原地図から地形図に地図を持ち帰るのが、山のベテランに近づく第一歩かなと思います。まあ、わたしもさして得意ではないですが。。

 因みに、担当といっても、わたしの仕事は計画書作った段階で8割方終わり。当日は、各班から情報を収集したり、三角点を落ち葉で隠したり(嫌がらせ行為)、唯一遭難につながりそうな分岐の先に通せんぼテープを張ったり、熊除けの爆竹を鳴らしたりと、ルート上をウロウロしていただけでした。

 

 

 

 

 

 この日は紅葉が素晴らしかった。この時季は縦走しているだけでも本当に楽しいですね。山は高かろうが低かろうが、やはりイイ!

 

 

 今回は、登山道のない山域での会山行だったので、そこは熊さんたちの領域です。この日もフンだ、マーキングだと色々痕跡が残っていました。「熊が出た」とよく聞きますが、市街地ならともかく、山の中なら、出たんでなくて、間違いなくこちらがお邪魔しているわけで、やはりそこは申し訳ないことしきりです。お邪魔させて頂き、ありがとうございました。

 兎にも角にも、この日は遭難者を出すこともなく、事故もなく終えられて、担当者としてはなによりでした。会山行を企画計画するのは楽しい。あーだこーだと計画していると、案外学ぶことも多い。来年も是非どこかしらの担当に志願しようと思います。(おわり)