「3人で挑む宇都宮トレイルラン」 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

 10月最後の日曜日、毎年出場している宇都宮トレイルランのミドルの部(17㎞)に出場してきました。当然わたしは今年も裸足での完走を目指します。

 

 

 しかし、今年はわたしよりチャレンジングなことをする人がいます。そう、わたしの妻です。まだ出産2カ月と10日足らずですが、わたしと同じミドルの部に出場し、完走を目指します。

 レースの流れとしては、会場まで家族3人で行き、スタート直前まで娘に乳を飲ませ、その後は義理の両親と娘に車の中で待っていてもらい、鞍掛山方面の1周目を1時間30分程度で妻が走りおえスタート地点に戻ってきたら、再度娘に乳をあげ、寝かしつけ、2周目の古賀志山方面へレース復帰してゴールを目指す、ってな感じです。

 

 

 娘にとっても、長い時間両親にほっておかれる初めての体験。当然、挑戦です。娘が泣いて義理の両親を困らせていれば、妻は走っているどころではなく、呼び戻されるはめになるだろう。さて如何に?

 

 

 今年のコースは早々と急斜面があって大渋滞。

 

 

 でも一度上がってしまえば、1周目は裸足でも快適に走れるトレイルが続きます。

 

 今年は2周目で登ったら一度下されて再度登るコース。例年より厳しいコース設定になっております。裸足のわたしからしたら、2度登るというより2度下りるほうが辛いです。裸足には下りのほうが天敵なのです。

 

 

 山頂で休んでいるハイカーの皆さまに、やんややんやと変な目で見られ、

 

 

 宇都宮トレイルランの地獄の古賀志山北登山道ガレ斜面に突入していきます。今年はわりと気分良く走れていて、ここまで靴を履いている山仲間に抜かれずに来られたのですが、ここで、あたふたあたふた、イタイイタイとやっていると、やはり1人に抜かれてしまいました。完勝を目指していたので残念です。

 

 ともあれ、今年も無事に裸足でゴールできました。昨年3時間分0005秒で完走できていたので、今年はとうとう裸足での3時間切りか?と期待していたのですが、コース難易度が上がっていたため、3時間55分と1時間近く遅くなってしまいました。でも、裸足になってからの順位は、292位、297位、196位と推移してきて、今年はとうとう169位!順位だけは上がっているので、タイムは気にせず胸をはりたい。

 さて、走っている最中にまったく出会わなかった妻は、なんとゴールで待っていました。話を聞くと、1周して戻ってきて授乳をしていたら、関門に引っ掛かってDNFだそうです。娘が待機している駐車場が関門の前にあり、おまけにコースの難易度が上がっていたこともあって、やむなしといったところでしょうか。

 兎にも角にも、夫婦で子の出産や育児を理由や言い訳にすることなく、ひるむことなく知恵を絞って大会に挑めたのは、結果は伴いませんでしたが、最良の結果でした。妻の笑顔こそがそれを物語っています。

 因みに、4年連続となったわたしの裸足出場ですが、安心してください!今年も見事に無傷でしたよ!!(おわり)