まとめ2015(@大人図書館Vol.9) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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図書館通いをはじめて2年、とうとう読書趣味も生活にしっかりと根付いたようです。昨年は面白い小説が多く、買おうが借りようが、なんでもかんでも読んではいられないよという、嬉しい悲鳴状態に突入しました。そんな中最優秀作品に選んだのは、西先生の『サラバ!』。横山先生の『64』の巧みさとどっちを上とすべきか悩みましたが、最後にはやはり前者の爽快感には抗うことができませんでした。どちらも小説ならではの面白さがつまっていました。


他優秀作品に選んだ3作品も素晴らしかったですよ。特に『流』『その女アレックス』あたりなら、わたしの読書暗黒時代H24H26なら、間違いなく最優秀作品に選んでいたことでしょう。


兎にも角にも、こう並べてあると国内の小説にかなり偏っていますね。今年は海外小説をもう少し増やしたいですな。今年も「大人図書館」で感想を簡単に書いていこうと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。


読了した小説(平成27年度)

1. 『小さな異邦人』 連城三紀彦 ★★★★

2. 『闇に香る嘘』 下村敦史 ★★★☆

3. 『カウントダウン』 山本文緒 ★★★★

4. 『破門』 黒川博行 ★★★

5. 『その女アレックス』 ピエール・ルメートル ★★★★☆

6. 『ペテロの葬列』 宮部みゆき ★★★★

7. 『悼む人(上下)』 天童荒太 ★★

8. 『64』 横山秀夫 ★★★★☆

9. 『春の庭』 柴崎友香 ★★★★

10. 『村上海賊の娘(上下)』 和田竜 ★★★

11. 『サラバ!(上下)』 西加奈子 ★★★★★

12. 『山女日記』 湊かなえ ★★

13. 『虚ろな十字架』 東野圭吾 ★★★

14. 『グラスホッパー』 伊坂幸太郎 ★★★★☆

15. 『九年前の祈り』 小野正嗣 ★★☆

16. 『流』 東山彰良 ★★★★☆

17. 『満願』 米澤穂信 ★★★★☆

18. 『火花』 又吉直樹 ★★




最優秀作品

『サラバ!(上下)』 西加奈子

優秀作品

『その女アレックス』 ピエール・ルメートル

『ペテロの葬列』 宮部みゆき

『流』 東山彰良

『64』 横山秀夫


過去の最優秀作品

平成10年度 『テロリストのパラソル』 藤原伊織

平成11年度 『Twelve Y.O.』 福井晴敏

平成12年度 『極大射程(上下)』 スティーヴン・ハンター

平成13年度 『群青の夜の羽毛布』 山本文緒

平成14年度 『仮面の告白』 三島由紀夫

平成15年度 『さらば、愛しき鉤爪』 エリック・ガルシア

平成16年度 『友がみな我よりえらく見える日は』 上原隆

      『ミスティック・リバー』 デニス・ルヘイン

平成17年度 『終戦のローレライ』 福井晴敏

平成18年度 『神は銃弾』 B・テラン

      『容疑者Xの献身』 東野圭吾

平成19年度 『贖罪』 イアン・マキューアン

平成20年度 『新世界より(上下)』 貴志祐介

平成21年度 『あのころはフリードリヒがいた』 ハンス・ペーター・リヒター

平成22年度 『ミレニアム』シリーズ スティーグ・ラーソン

平成23年度 『煙か土か食い物』 舞城王太郎

平成24年度 『永遠の0』 百田尚樹

平成25年度 『悪の教典(上下)』 貴志裕介

平成26年度 『さよなら神様』 麻耶雄嵩