なるべく普通に登らない栃木百名山49座目♪「太郎山」 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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今回は、数日前にお伝えした日光清掃登山で登ってきた太郎山です。日光連山の中では、父・男体山、母・女峰山と並び、その長男として併せて崇められている県内では有名な山になります。


有名なのにいままで登ってこなかったのは縁がなかったから。普通に縦走する以外に登りようがない山なんですよね。できたら山王峠登山口から山王帽子山~小太郎山~太郎山と縦走したい。けれど、反対にある新薙登山口から登って「日光三険」も歩いてみたい。つまり周回ルートをとるしかないって話しになるんだけど、帰りの林道が長いんですよねえ。無駄に8㎞程度はある。あーやだやだ。


まあ何時かトレランの練習で走っちゃおうと保留にしていたら、今回清掃登山に当て込むことを思いつく。で、交差縦走の訓練も兼ねるということで、両登山口に車両をデポ。見事に林道歩きをスルーすることに成功したのでした。


「日光三険」は、“千鳥返し:志津峠と大真名子山の間にある難所。鎖と梯子が据え付けられている”、“馬の背渡り:女峰山と帝釈山の間にある狭い尾根上の道”、“新薙:太郎山の山肌のガレ場”の3つですが、わたしは今回の新薙で完結。



まあ完結と書きましたが、新薙は、クライミングをする身にはなんてことはないガレ場で、普通に通過してしまいました。ともあれ、一般縦走しかしない方にはそれなりに危険な箇所であると書いておきます。とくに下山時はご注意ください。



この日はさほど天気は良くなかったけれど、朝までザーザー降りだったので、これだけ眺望があればもう十分。左から女峰山、小真名子、大真名子です。



中禅寺湖と戦場ヶ原



太郎山から小太郎山へ向かう稜線



小太郎さんから山王帽子山への下りと登り返し。



夏には花で染まる“お花畑”もまだチラチラとしか咲いていませんでしたが、ルート上には、色々と花が咲いていて楽しませてくれました。







手頃な稜線歩きのできる好ルートだと思います。栃木の山好きさんは是非歩いてみてください。(おわり)