先日曜は、予定通り会山行「山スキー」を開催してきました。わたしが山岳会に入って初めて担当する会山行です。といっても下見山行もぬかりなくやっているし、特別気負うことなく進めてまいりました。
入山エリアは清水からニセ巻幡までとして、のぼってのぼってのぼりまくるをテーマに掲げ、参加者にはスキーでの登りについて考えてもらう機会になればとの思いで企画構成してみました。個人的には下見時に山頂を取っているから、会山行当日に欲求のようなものは皆無で、あくまでまとめる側として、臨機応変に対応するだけと楽に見てられたのが良かったですね(見ていただけともいう)。
さて、当日の問題は天気でした。雨予報だし、高層天気図だと風も出ていそう。ニセ巻幡直下は広い尾根上になっており、ガスるとルートファインディングがやっかいです。栃木県民としては、こんな予報の中で仲間を新潟まで遠征させるのは悪いなあというのがあります。
ここは結構悩みました。普通山スキーで雨天なら中止です。でも、わたしは考えをきりかえた。こういう時にしか、皆に雨天での山スキーを経験させられないかもしれないと!(ドSか)かく言うわたしも雨天の山スキーをやったことがない。わたしはボーダーだから雨天でバックカントリーしに山へ入るわけないが、山スキーヤーは違う。山スキーは何日もスキーで縦走したりするのだ。山スキーヤーは雨天も経験しておくべきじゃないだろうか!
いうわけで、弱雨なら行けるところまで登り、それなりの雨量なら井戸ノ壁の上まででいいやと腹をくくり、山スキー時の雨天行動を経験するというのを隠れテーマとして、会山行は決行されることとなったのでした。
でも今回の参加者は内心天気悪いなあと思いつつも、誰も「行くんですか?(行きたくないの意)」と聞いてこなかった。流石の面子であります。
そんなこんなでしたが、蓋をあけてみれば、雨はときたまぱらっと来る程度で、ほぼ降ってないのと同じ状況。さらにはガスも出ておらず、風もなく、雲が高いので眺望もあり、それでいて下見山行時のように暑くもないという。ある意味、登りに最適な好条件でした。
やっぱり山ばかりは入ってみないと分かりません。山行計画を立てたなら、わたしは登山口まで行ってみるべきだと思います。じゃないと損することが多いし、なにより学習機会が得られません。
無事に井戸ノ壁で登りを楽しんでもらい、
ニセ巻幡直下も自由時間として、各自それぞれ登ってもらい楽しんでもらいました。
登り4時間30分、滑り50分の世界。雨天予報なのでわたしはこの日誰にも合わず、貸切の巻幡を満喫しました。
午後は本当に幻想的な眺望が広がりました。こんな景色もただの快晴では味わえませんよね♪
皆にフォローしてもらいつつも、初めての会山行無事終了。こういう団体山行を企画実行するのは、準備段階から色々と勉強になりますな。来年度もなんらかしらのジャンルで担当して、勉強したいと思います。(おわり)