近況454.未踏ルート(アイス)を開拓 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録



先土曜は、某所にてアイスクライミングをしてきました。某所とするのは、場所が知られていないところのため公表できないからです。昨年、発見され、わたしを含め他山岳会の皆さんとアイスクライミングができるか偵察してきたところです。昨年、アイスができる滝があることを確認できたので、今年は山岳会の仲間たちと入ってみました。




結果は、昨年よりも氷結の状態が悪く、八ヶ岳でシーズンインしている身としては、あまり登りたい欲求がわくような状態ではありませんでしたが、トップロープを張って練習してきましたよ。




わたしは昨年偵察できなかった滝の上の沢をつめていくことに性を出し、地形図で行けると踏んでいたのが間違いでなかったことを確認。仲間も氷結のよくないアイスの練習だけでは飽きてしまうだろうと、全員で時間の許す限り山頂をつめてみました。




山頂までは、アイスと岩のミックス的な要素と、沢にたまった大雪のラッセル、ラッセルしながらのアイスなんてのもあり、雪にまみれて楽しむことができました。まだ誰も入っていないルートなのは間違いなく、これぞ冒険!という具合で、こういうのが本当に楽しい今日この頃です。


タイムリミットぎりぎりには、山頂直下まで出られて、山頂直下にはザイルを出したほうが良さそうな滝(といっても氷は本当に薄かった)が出てきて、その一本を自分なら落ちないとふんでフリーで超えて時間切れ。でも登った先には同じような滝がもう一本あること、その滝を抜けた先には山頂があることを確認できたので、大収穫でした。


今シーズン中にまた挑戦したいところではありますが、もう雪が深くなって登るには適さなそうだから、また来年の楽しみとしてとって置こうと思います。しかし、行けるかどうか分からないルートを進むのは本当に面白い。わたしはこういうのが好きでしょうがありません!(おわり)