山行報告【小川山クライミングキャンプ(1泊2日)】 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

1.行動予定

1日目

5:00 宇都宮出発

930 廻り目平集合

16:00 買い出し

2000 廻り目平()

2日目

18:00 廻り目平発

22:00 宇都宮着


2.前書き

昨年から行きたくてしょうがなかったクライミングのメッカ“小川山”に、とうとう念願かない行ってまいりました。ガイドブックによるとルート数は驚くこと700本!一生を投じても登れないだけのルートが小川山にはあるということになります。ビックリですね。さてさて、どうなることやら。


3.山行記録(1日目)

まず驚いたことは駐車場と幕営地が隣接していること。文字通り隣り合ってる!これは荷物の出し入れが本当に楽でいいですね。おまけにその幕営地から10分前後歩けば岩場があるという事実!驚きですね!こんな天国みたいな場所があるなんて!



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わたしは1日目はマルチピッチを希望していたので、師匠の班とわたしの班の2班体制でガマスラブのマルチピッチのルートに行きました。まずは、ガマルートの下の傾斜のゆるいスラブで、スラブが登れるかチェックされる後輩(おれもか?)。チェックの結果、余裕だったので、問題なくわたしと後輩の2名で組んで登れることになりました。後輩はセカンドのビレイが不安なため、わたしがずっとリードして登っていきます。



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上写真は2ピッチ目の終了点で師匠と。瓜二つと評判の写真だが、外側だけじゃなく力量も師匠のようになりたいと思う今日この頃だ。



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3ピッチ目の終了点手前あたりで、小降りだった雨が本降りとなり、下から「クライムダウンしてこられるか~」との声が聞こえてきたので、できま~すと答えて、2ピッチ目の終了点まで慎重にクライムダウン。写真は既に懸垂下降にとりかかっている面々。



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まあでも買ったばかりのカムの中でも、使い道がないよと言われていた5番をバチッと決められたので、この日は大満足でありました(笑)。



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キャンプ場へ戻ると、シングルピッチの班も既に下山し、買い出しに出ているようだったので、我々は近場の立木を利用して、自己脱出の詳細確認及び実践、懸垂下降のシステムの修正など行いました。
が買い出しに戻ってからは15時から酒盛りスタート。噂の先輩のビストロ鉄板Oが開店です♪



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シングルピッチ班



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酒盛りは25時まで続いたようです。わたしは21時に引き上げましたが、皆相当飲んでましたね。空の一升瓶が翌朝何本も転がっているのでした。ともあれ、火を囲むんでの談笑は楽しいものですね。最近なかった感覚です。懐かしいというか、なんというか、、


4.山行記録(2日目)

2日目はシングルピッチをするために、空いているあろう不人気エリアからストリームサイドエリアに行きました。前日の雨でビチョビチョでしたが、岩によって濡れていてもあまり滑らなかったりするのですね。花崗岩の岩場を登るのは始めてだったので、岩質によって登る具合がこうも変わるかと、非常に勉強になりました。


最初は、慣らしでマリリン(5.9)をリードで登りトップロープをかけ、その後ブリジット(5.9+)をOSして、セカンドステージへ。上級者がオススメしてくれた、一級掃除士への道(5.10a)も高感度はあるももの難しく感じずOS。後輩の登りとか自分の登りから感じるに、どうも小川山はいつもわたしが登っている岩場よりグレードが1つ上に設定されているようだ。98に感じるし、10a9に感じる。でもグレードは小川山が基準になっているのだから、つまりは胸を張っていいということだな。



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最後に挑戦したのが、Love or Nothin'5.10a)。18mあるロングルート。ここは残念ながらテンションもらってしまいました。右のクラックを使ったほうが楽なんですが、皆レイバックせよと言うんですよね。皆のアドバイス通り行こうとすると、どうしても腕がきつくなってしまう。もしかしたらレイバックが苦手なのかな?いや足がわからなかっただけか。ともあれ、素直に右のクラックを多用して登ればRPできた気がするので残念でした。また何時かチャレンジしたいと思います。


5.まとめ

初日は雨で5ピッチのルートを3ピッチ途中で断念、2日目はストリームサイドを探すのに手間取り、何度も渡渉したりして時間がかかったのであまり登れず、と順調にはいきませんでしたが、初の小川山としては十分過ぎる満足感がありました。クライミングのメッカと呼ばれているのは伊達ではありません!ここは一生お世話になっていく場所なんだろうなと思いました。また絶対来てやるぞ、待ってろよ小川山!(おわり)