近況260.密着16時間(トレラン―クライミング―花火大会) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

先土曜は530分から21時過ぎまで古賀志で遊んでいました。



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まずは早朝来月のトレラン大会の練習として、参加する後輩と鞍掛山までトレラン練習(12㎞)。



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その後は会のメンバー(わたし他8名参加)とマルチピッチのシステムの確認練習。新しい知識を学び、間違いの修正をしてもらえて大変有意義な時間となりました。やはり基礎を知ったうえで、なにを良しとするのか、自分流を構築していくことが大事だなと認識したのでした。


システムの確認を十分したのち、シングルピッチで遊ぶ。初挑戦のシェリー(5.10b)や凹状ハング(5.10a)をトップアウトできたのは相当嬉しかったですね。次に繋がるトップアウトですから!!



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そして夕暮れ前から3ピッチある獅子落としに移動してアルパインに挑戦。このルートも初挑戦。文句を言われることの多いわたしですが、ここでリードをさせてもらえることとなり、初のつるべ方式で登ることに(つるべ方式、、、それはある種のレベルまで達したことを認められたような気がして感無量の瞬間であります)。核心は5級+あるそうなので、5.10a相当。5級+も初なら、それをシングルロープやギア他かなり重いザックを背負って登るのも初。初挑戦のルートで、3ピッチという驚きの高感度! こんなことをやるとは朝には思ってもみなかったので、登りながら冷や冷やもの。ザックが重くわたしを谷底に誘い込むよう重圧をかけてきます。ああ、おれなにやってんだろうと流石に思ったのは言うまでもない。でもわたしがやった中では一番のアルパインルート!!最高に楽しかった♪


さて結果としては、セカンドで登っていた2ピッチ目でナッツの回収に10分以上使ってしまい、わたしがリードしていた3ピッチ目の核心で手こずっていたところでタイムアウトを理由に敗退宣告されました。わたしがあと1回だけチャレンジさせてくださいと組んでいた会OBに言うも、ダメとのこと。そこから懸垂2回で下りた時には完全に真っ暗。敗退のタイミングはやはり正しかったのです。一緒に組んだ会OB曰く、天気や時間、様々な外部事情を正しく読んで、敗退の判断をできるクライマーこそ事故らないクライマーなんだそうな。勉強になります!


ザックがなければもっと早く行けたと思うんだよなあ。でもこの悪条件でよく登れたし、チャレンジできた自分のメンタルを褒めてやりたいですな。よく頑張った!(自分で言うしかないという)



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で、真っ暗闇の中でも「はい下山」というわけにはいかないのだった。夕暮れ前に獅子落としに取り付いたのには上に行く理由があったのだ。敗退したいま、登山道を利用して山頂を目指します。そして山頂からの景色が上写真♪



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この日は宇都宮の隣の鹿沼市で花火大会だったのです。つまり山頂から花火を眺めようというイベントだったわけです。花火が驚くほど小さくて(上写真)ビックリしました。しかし天候にも恵まれて花火が綺麗に見られて良かったです。ダブルとシングル双方のロープを担いで山頂まで登るのは流石に辛かったですけどね。


兎にも角にも、全てを終えて車に戻ってきたときには21時を回っておりました。久々にヘトヘトとなり、筋肉も使い果たしましたが、大変楽しい思いができた1日でした♪(おわり)