近況190.君よ、勝田の風になれ。 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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たまにはリアルタイムに昨日のマラソン大会の総括でも。


えーと、無事に楽しく完走してきました。勝田全国マラソンは、別に誰に出ろと言われているわけでもないのに、これで3年連続出場になります。小刻みに高低差のあるややタフなコースですが、沿道の応援が多いのでとても気に入っている大会です。気分よく走らさせてもらっているので、過去2年は共にサブ4を達成しており、わたしのフルの最速記録もこの勝田で出ています。ようは相性がいいんでしょう。



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今年は、マラソン未経験者をこの勝田でサブ4させるべく挑んだサブ4請負人としてのデビュー戦となりましたが、残念なことにこれが失敗。後輩くんのポテンシャルの高さに期待していましたが、長距離の結果は走り込んだ距離と比例するの原則を崩すことができませんでした。やっぱり長距離は特殊な世界で、それに見合う練習をしないと結果は出ません。予定していた課題をこなしてもらえなかったのが敗因かなと思います。


わたしがマラソンを好きになった切っ掛けは「マラソンは嘘をつかない」からです。後輩もメンタルでどうこうできない世界を知り、「悔しい、悔しい」言っていたので、きっと来年は無念を晴らしてくれることでしょう。記録に挑み悔しさを知る、フルマラソンはスポーツマンでなくても、たま~に体を動かしている人程度で十分完走できます。メンタルが弱くなければ、誰だって完走できると言いたいくらいです(6時間とかなら)。


でもフルマラソンで目標を完走において欲しくありません。上に書いたとおり、誰でも気持ちさえ強ければ完走なんてできるからです。やっぱり出るからには目標タイムを設けてそこに挑んで欲しい。そう節に願うわけです。そのタイムに届くか届かないかの一喜一憂がランナーとしてというより人を大きくするのだとわたしは思います。


さて、今回はそんな後輩くんのペースランナーとして出場してきたのですが、10㎞到達前に既に後輩くんはついて来れなくなり、その後意図的にトイレや救護所などで時間稼ぎをしてみたのですが、結果会えずじまいでゴールしていしまいました。後で聞いたところ、10㎞前に既にお腹が痛くなり、ペース表通りに走れなくなってしまったんだとか。腹痛が治まったあとも予想通り30㎞の壁にぶち当たり、㎞6分のジョギングペースを維持することが叶わず、サブ4の夢は散りました。


それを知らないわたしとしては、一応後輩くんが後半追いついてくる可能性があったので、ペースランナーの仕事を全うしてちゃんとサブ4達成してきましたよ(3時間59分程度。これで平成22年から続いているサブ4記録も早々と4年連続に更新できました。


とはいえ、じつは思ったより楽な大会ではありませんでした。ひとつに本大会よりアシックスシューズ ソーティ スーパーマジック 5-ワイドを投入したのですが、これのせいで案外諸関節が痛かったというのがあります。裸足でフルマラソン走れるのに何言ってんの?と思うかもしれませんが、裸足で衝撃を逃がしながら走るのと、ペラパラの底の薄いシューズで衝撃を受けながら走るのでは、やはり後者のほうが厳しいわけで、だから裸足で走ったくらいでは、まだまだSUPERMAGIC 5を履きこなす足はできていなかったということです。これは今後の課題としたい。


そして本大会では実験を1つ行ったのですが、それというのは「水を自分で背負って、給水所はすべて利用しない」というものでした。マラソンの給水所は混雑するので、水を自ら背負いタイムロスを無くそうというのが狙いです。背負った量1.6L。結果0.2Lくらい余りましたが、持ち込んだ量の問題はおいておけば、これは自分に合っていたように思います。リュックも軽い特殊な奴を用意したし、なにより何時でも好きなときに飲めるのがいい。ただの水でなくて経口補水液を飲めるのもいいし、ランに必要な各種アミノ酸を事前に溶かしておくことができるから別途飲む手間が省ける。


マラソンは体重が1㎏重いと記録が34分遅くなると言われていますが、リュック込みで1.7㎏背負ったとしてもその重量はゴールまでに限りなく0に近づいていくのだから、実質差は42㎞で2分くらいだと思う。給水所の混雑回避ほか数々のメリットを考えると、飲む水は自分で背負って走る、これはわたし的には正解のような気がします。当然最終的な正解ではないでしょう。でもわたしがサブ3.5を目指す程度なら正解な気がする。なによりわたしは普通のランナーよりは背負うということに馴れてますからね。この方法論は、これからも実戦投入していこうと思います。


兎にも角にも、マラソンはやはり楽しかった。たいして体作ってない現段階でサブ4成せたのだから、これを土台に3月の古河はなももマラソンもサブ3.5を勝ち取れるはず。現状スピード能力が足りなすぎるのが難点ですが、あと2か月あるからなんとかしてみる。今日からがわたしの戦い。念願のサブ3.5、秋を待たずに今春中に落としてみせるぜ!!(と言い切っておわり)