山行報告【奧白根山(積雪期縦走・雪上訓練)】 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

1.行動予定

6:00 大谷市営駐車場発

7:45 装備の確認

8:00 菅沼から登山開始(キックステップの練習)

10:30 弥陀ケ池付近 ワカン歩行、アイゼン歩行、ラッセル訓練など

余裕があれば白根山へ

14:00 下山開始


2.前書き



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1216日(日)に、所属している会の山行で、雪上訓練のために奧白根山に入ってきました。この雪上訓練には一昨年も参加しているので、会山行でいうと2周目に入ったわけです。当時の自分とは比較にならないくらいのレベルアップを感じます。充実した1年でした。優秀で且つ人間のできた先輩方のおかげです。ありがとうございます。


さて、奧白根山自体は入会前から登っている山なので、これで6度目になりました。



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1度目 山趣味元年(菅沼から単独縦走)



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2度目 友人と富士登山の準備山行(前白根経由のカモシカ)



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3度目 会山行(菅沼から雪上訓練)*強風にて稜線敗退



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4度目 会仲間と前白根経由の積雪期縦走



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5度目 栃木県山岳会主催の清掃登山(菅沼から縦走)


こんな感じです。こうして振り返ると快晴だったのは初めて登った時だけなんですなあ。しかし、登山元年はユニクロTシャツで登っていたのか情けない。兎にも角にも、奧白根山にはこのように何度も登っていて、わたしが一番登っている山でもあります。紅葉も梅雨時のシラネアオイも素晴らしいので皆さん是非登りに来て下さい。


3.山行記録



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山行当日、登山口に到着するまで風が結構あり、天気予報もさほど良くなく、中禅寺湖の水面が波立っていったりするのを受けて、この日はピークを踏むのは無理だろうとの観測のもと、登山を開始することになりました。今回はピークハントが目的ではなかったのでいいんですけどね。



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登山口で準備していた頃は曇っていた空も青空に変わってゆき、1枚目の写真の弥陀ヶ池に到着した頃には完全にピーカンになりました。陽気もぽかぽかの春のもので、逆に暑いくらいです。風も上は下ほど強くなかったので、冬季登山といってもピクニックのような様相になってしまいました。皆これはピクニックだ、登山じゃないなんて言いながら、和気藹々とピークを目指すことに。



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途中からアイゼン装着してアイゼン歩行の確認をしながら登り、



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稜線到着。富士山まで見える絶景です♪



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今回は、会山行初参加の新人2名を加えた10名の大所帯でしたが、遠足みたいな山行となりました。たまには楽してもいいじゃないか!



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山頂も冬季とは思えないコンディション♪



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とはいえ、雪山縦走は下山こそが核心です。慎重に下りましょう。



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今回の会山行は雪上訓練が目的なので、弥陀ヶ池手前まで下りたらワカンでのラッセルや弱層テスト、雪洞作りなどをやりました。


4.まとめ

積雪期縦走は天気によってかくも違うものかというほどの遠足のような楽ちんな縦走をしてきてしまいましたが、



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昨年同所での雪上訓練(強風にて稜線敗退)を経験している身としては、気象による違いを垣間見た気がします。日帰りの山行ならまだしも、テン泊を前提としている積雪期縦走なら、天気が急変するだけで状況がガラリ一変してしまうわけです。冬の天気の変化のめまぐるしさを考えると、天気図は入山一ヶ月前から毎日チェックしろとの先輩の弁も大げさでないと納得できます。突っ込むべきか撤退か、この判断力こそが冬季登山に欠かせないもの。取り敢えず、ピークに対する欲求を抑えられないようだと積雪期登山は危ないかもね。これからは、冬季は撤退敗退当たり前を胸に山に入ることにしよっと。(おわり)