#22 キネマ刑事たまの新作レビューはメモ書きで起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!! | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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というわけで、映画ばっかり見ているのに映画のことをまったく書かないわたしのブログを少しくらいは映画色に染めようと始めた企画“キネマ刑事たまの手帳メモ”。これはわたしが自分のために観賞後に書き殴っておいたメモ書きをそのままブログに転載してしまえという乱暴な企画だったのだけど、メリットは結構あって、それは新しく自分でなんら書かなくても素材は山のようにあるという点。・・・だったはずなのに、いまだ転載できたのは18pまで。わたしのメモ書きは既に165pを超えているので、結局この企画もリアルタイムにはほど遠い企画となってしまった。というかコピペすることに飽きたわ。いうわけで、それを補うためにも、ザクザクと皆さんの映画館観賞に役立つようなことも書いてみようと決意し始めた企画が、“キネマ刑事たまの新作レビューはメモ書きで起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!”だ!(どーん!!)


まずシルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語から。まあやっぱり映画ではないかな。ゲキシネの延長線上にあるもんだよね。でも細部に見るべきところは多数ありました。まあ興味のある人向けだわな。『悪の教典』は、わりと雑にエンターテインメント作品にしちゃったのね。『ねらわれた学園』は、ある種すごいと思った。『任侠ヘルパー』は、思ったより遙かに良くできてたわ。ドラマ版見てなくても話しが通用するのがいいね。ふがいない僕は空を見た、本投稿中に名前があがっている作品の中なら、本作が一番映画している瞬間があったと思います。長く通好みだが、わたしはこの作品は結構イヤな思いをさせられながら見た(つまりは心が動いたということだ)。『その夜の侍』は、見るべきものは和あれど、やっぱり舞台演出を生業としている人の作品だなあという印象。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qは、エヴァらしくなってきて良かったね。でも単体としては主題のない橋渡し的な作品でしかないのが残念です。とはいえ、大スクリーンを存分に活かしきっており細部は最高に面白かった。ドリームハウスは、押さえるツボが外れていると思う。『人生の特等席』は、ありがちなヒューマンドラマ。要素とキャストに興味があればという程度。『チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢、監督らしの出ている偏屈な作品。見る者を選ぶし、前半部から後半への橋渡しは失敗していると思う。それでも最後は涙。危険なメソッドは、良くも悪くも作り手が遊んでいる映画である。ドラマ性や主題感は希薄。


兎にも角にも、今なにを薦めるか問われたら、おいら希望の国オススメしますよ。園さんの作品の中では一番面白くなくて、園さんこっちを選んだの?!と思うようなこともあったのだけど、まあなんつうか、映画にする以上どっちを取るにしても半分の人間にしか理解は示されないのだから、それはそれで意義があるんだと思いたい。海外資本が入って以前よりも増しになったのかもしれない資金面が、結果、どっかの国の映画かと思うような手法の取り込みになったのも残念(統一感がなくて)だったけど、この映画は何年も先になって始めて意味の出てくる作品なのは間違いないのだから、リアルタイムで観賞できる我々は取り敢えず見ておかなくてはなりません。(おわり)


* 記述内に公開終了作品が含まれている場合がありますので御注意下さい。