山行報告【甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根(積雪期・幕営)】2日目 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

1日目のつづき
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2日目は4時に起床して、シュラフを丸めるところからスタートです。食事支度をしなくていいので、本当は先輩方より早く準備できなくてはいけないのに、三下3名のわたしらのテントは散らかっていてなかなかはかどりません。そうこうしていると隣からご飯ですよ~のかけ声が。はやっ! それでも食事をして準備をして、予定の出発の5時30分には間に合いました。不要な荷物とテントはテン場にデポしていきます。さあ山頂を目指すよ!



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まだ暗いのでヘッラン装備でアタック開始です。



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途中、一人でレイアリングを調整していると、そこに現れてくれました、つがいの雷鳥が!真っ白に冬支度した雷鳥にもいつか会えたらいいなあとは思っていたけど、こんなに早く会うことができるとはね。やっぱりわたしの頭上にはラッキースターが輝いているようだ。ありがたいことです。(この日雷鳥を見たのはわたしだけ)



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そろそろ日が出始めてきます。



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そしてこの瞬間!長い距離を歩いてきたことが報われる瞬間です。



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因みに、上の写真を撮影していたわたしを後ろにいた先輩が撮影してくれていたようです。なにかの表紙にできるような素晴らしい写真ですよね。ありがとうございます!



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景色最高。オベリスクもしっかり確認できます。



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北岳のアップ。



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八ヶ岳方面もバッチリです。



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しかし、仲間1名が遅れているということで、リーダーが下山時間を逆算し、下山が20時になってしまうということが分かったため、山頂を踏むのは諦めることにしました。八合目で記念撮影をして戻ることにします。残念ですが、ピークハントしに来ているわけではないので構いません。仲間と登るというのはこういうことです。オレガオレガで登りたいならソロで来ればいいだけだし、小屋泊にすれば良かっただけのことです。



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仲間と記念撮影して大満足♪



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甲斐駒山頂方面を背景に、来年は必ず登ってやる!の図



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時間の許すかぎり景色を堪能しました。一番左に写っているのが塩見岳。ここに写っている尾根を南アプル全山縦走時にすべて歩きました!感無量です。



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そして下山開始。



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テン場でテントを撤収して8時30分にはテン場を後にしました。でもって一番の難所は念のためロープを出してリスク回避し、早々と五合目に到着です。今朝はあそこにいたのにと感慨深げの後輩くん。



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集合写真を撮ったのはココです。



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五合目以降は雪解け水が昨夜凍ってしまったようで、登山道は氷の河になっていました。昨日の寒波はなるほどそれなりのものだったようです。



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でもアイゼンさえ装着すれば大丈~夫♪



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アイゼンでの梯子下りは慎重に、



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そして登りは悪天で景色を楽しめなかった刃渡りに到着。本日は快晴につき眺望も抜群でした♪



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八ヶ岳



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秩父方面の山々



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富士山アップ



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その後も長い長い黒戸尾根は続くのでした。ふかふかの落ち葉の絨毯の上をワイワイガヤガヤと下山し、駐車場到着は15時くらいでした。起床4時だったので、みな結構疲れたようですが、わたしは正直あまり疲れませんでした。一週間前にフルマラソン走った後だったわりには体も動いたほうだと思います。でも八合目からで15時下山だと、このパーティーだとピーク踏まなくて正解だったと思います。


3.総括

冬のテント生活では反省の多い山行になりました。まだまだ冬季登山では当たり前とされていることを当たり前として習慣化させられていない自分がいることに痛感させられます。ミスも多かったですし、忘れ物も2つばかりありました。今後改善させていきたいと思います。そんな中でも最大の収穫は、仲間と山行を共にすることで、先輩たちの冬のテント生活の様子を知ることができたことではないでしょうか。こればっかりは教わるより見て盗んだほうが早そうです。色々ためになる工夫があって大変勉強になりました。もし、この山行をせずに冬合宿にいきなり赴いていたなら、諸々大変なことになっていただろうなあと、いま思えば冷や汗タラタラです。本当によい準備山行になりました。チャンスがあったらまた黒戸尾根、チャレンジしたいと思います。お疲れ様でした♪(おわり)