一人で外食に5000円以上出すなら、外国の料理が食べたいよね。じゃなかったら寿司とかステーキとか焼き肉とかすき焼きとか。でもおいらは肉を外で食べないので（肉は自分で買ってきて焼いたほうが美味いと思っている派なのだ）、そしたら日本料理でいったらおいらの選択肢では寿司くらいしか残らない。しかし最近ちょっと流れが変わってきまして、和食もいいなと思うようになってきのてです。で、前回に引き続き今回も宇都宮の和食の店を御紹介。美味しい和食の店があると連れて行ってもらいました。さて如何に。
外観良さ気。個室に通されて、注文は既にすませてあるとのこと。お酒を決めるくらいしかやることがない。因みに今回頂いたのは月替わりで内容が変わる“おすすめのコース（紅葉）水無月 ～六月、初夏の鮎～でした。鮎は大好きなので楽しみですな♪
最初に選んだお酒は、宮城県一の蔵の発泡純米酒「すず音」。最近発泡日本酒にはまっていましてね。今回のは、おいらにはお酒というより甘酒に近い感じでアレでしたけど、飲みやすく食前酒としては良かったと思います。
先付け 青梅
前菜 鱧(はも)子煮凍り・一寸豆青蛙・鱧棒寿司・伏見唐辛子・沢ガニ
＊沢ガニも上手く揚げてあり、青梅は鮮やかな色合い且つやわらかく煮付けられていて技術が存分に発揮されています。
造り 鮎背越し・鮪・甘海老湯葉巻き・黒むつ
＊お造り美味かったですね。甘海老の湯葉巻きも好相性だったし、早速出てきた鮎の背越しの美味いこと。因みに茂木の鮎だそうです。
次のお酒は、有機栽培の芋で仕込んだと日本で初めて認定されたオーガニック焼酎「天地水楽」をボトルで。
鹿児島の焼酎で、裏には生産農家の血判が並んでいました。こだわりすぎ（笑）
飲みやすい良い焼酎だったと思います。
焼物 鮎塩焼・葉生姜
＊美味い。本当に驚くほどふっくらと焼き上げられていて、素晴らしい技術だと断言します。素材もいいのかもしれないけど、焼きの技術が最高です。
煮物 丸茄子蟹あんかけ
＊ナタデココまで入ってたりします（笑）。で、この店の煮付けは味がしっかりついている系で、おいら好みではありませんでしたが、まあここらへんは好みの問題でしょう。
揚げ物 鱧(はも)コーン巻
＊包まれているコーンと包んでいる鱧の食感が良い。美味し。
中皿 アスパラ焼き浸し・炒り唐すみ
＊なにを狙ってこうなっているのかおいらにはちょっと分からなかった。
酢の物 鯵絹田巻・新もずく・ズッキーニ
＊こういう季節に嬉しい一品。
食事 ざるうどん
＊うどんは稲庭うどんでした。うどんもうどんらしい味わいがちゃんとする手打ちであろうもので、つけ汁がまた美味い出汁とってあるんだわ。量が少ないから一瞬でなくなってしまいましたわ。男性陣はもう一枚おかわりしてしまいました。
デザート よもぎ白玉・ライチ・アメリカンチェリー
最後にオススメの出汁巻き玉子を単品でオーダー。栃木ではなかなか出会えない本物の出汁巻きが出てきましたよ。
＝＝
総評 良かった。魚系の料理が美味かったですね。揚げ、焼き、とも素晴らしく、とくに塩焼きの加減は絶品といっていい域かと思います。毎度毎度コースを食べには来れないけれど、目上のかたに御馳走するときなどには使い勝手が良さそうです。個人的にも気に入った品だけを注文してちびちびやりたい店ですな。
取りあえず、これから鮎が本格的にシーズンに入るので、この店でもう一度鮎の塩焼き食べたいです。あの焼き加減でもう１回出せるんか。まぐれちゃうんか。本当に出せるんか。失礼ながら疑いたくなるほどふっくらと焼き上がっていました。次もこのレベルで食べられたら、ここの魚系焼き物全部いくね。他のんも美味いかもしらんからさ！（おわり）