『白夜行 -白い闇の中を歩く-』WHITE NIGHT
観賞動機:原作のファンだから。
メモ:3度目の映像化として考えるなら、本作を観賞する日本人はよほどの原作好きということになるだろうが、大胆な解釈で概ね良好なメロドラマに仕上がっていたので、その多くは好印象をもたれたと思う(スジばっているのは御愛嬌)。がしかし、おいらにはこの映画の主題が原作の主題と合致しているとはとても思えない。何故、その多くが本作のそこについて指摘しないのだろうかと疑問にすら感じる。でもそこは簡単な話だった。おいらが原作を読み間違えていたのだ。この筋が原作者のいうように正しいのならば、本作(原作も含む)の主人公らは絶望していないことになるな。この世に生き、本当の意味で絶望しているのはおいらだけなのかと、「白夜行」にも裏切られたような気分となって泣いてしまいましたよ。
*これはメモ書きですが、いま読むと感想文でしかないなと思ったとか思わなかったとか。