のんだくれ(8)あらためお酒の嗜み(1) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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やあどうも2012年はアルコールはやらないと決意表明しているたまです。といっても、禁酒しているわけじゃないので、正月は当然飲むよね。いうわけで、今回は正月飲んだ酒を一挙公開。因みにほとんど自前で用意させていただきました。


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メインで飲んだのは、EH酒造の「八面大王」。昨年の朝ドラの舞台にもなっていた安曇野市のお酒です。「田むら」が合う人はこちらもということで、購入し、わたしが父親に贈ったものでした。開封して2ヶ月くらいは経っていたのに、これがまったく味が落ちておらず、逆にまろやかになっているといった按配で大層美味い。安酒なら「田むら」だと思っていたけど、いまとなっては断然こっちだなと思うわたしです。


正月は、日本酒は朝、夜は焼酎でした。焼酎は父親が取り寄せていた「蔵の平太  初垂れ」という無駄に高い焼酎を飲みました。初垂れと書いて“はなたれ”と読むそうで、初期段階で蒸留器の垂れ口からとれる焼酎のため、アルコール度数が非常に高く、60度以上あり、初垂れはこれを割り水して45度以下に調整したもののことを言うそうです。全体の数パーセントと少量しか取れないために、非常に希少なものとなっているらしい。がしかし、個人的にはまったくいただけない。飲んべえの弟は美味い美味いと飲んでいましたが、おいらには刺激が強すぎます。ロックでだいぶ溶解してから始めて芋が伝わってくるという感じで、それまでは刺激と爆発的な切れという凶器のような焼酎でございます。ともあれ、初垂れというのは初だったので、経験としては大変ありがたいものでした。


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その他には、草津に旅行した際に、仕入れて個人的に仕入れておいた永井酒造の「水芭蕉 活性にごり純米生酒」と「谷川岳 復刻にごり酒」をやりました。おいらは日本酒好きでも、にごり酒や生酒があまり得意でないという感覚をもっていたので、そろそろどうかなと購入してみた次第です(しかも“活性”って・・・)。しかし、心配は杞憂に終わったのでした。何故ならどちらもとても美味しかったから。


「水芭蕉 活性にごり純米生酒」は、炭酸入り日本酒なわけだけど、にごり生酒だから白濁しており、それがシュワシュワいってるわけです。これ本当に飲めるんかいな的なものだったんだけど、飲んでみたら、香りはいいし、含むと米の甘さが伝わってくるのに、喉越しは炭酸できりりと辛口のよう! なんて、按配のいいお酒なんだ。これ確か1500円もしないようなお酒だったはず。うーんやっぱりお酒は値段じゃないんだなあ。


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そして「谷川岳 復刻にごり酒」。これまた大層美味かった。これはおいら好み。昔ながらの「どぶろく」を再現したお酒というけど、個人的には甘酒をもっとまろやかにした感じのお酒でしたね。それでいて喉越しはすっきり後をひかない感じ。端的に言って美味い。そして飲みやすい。おいらが持参したこの活性にごり純米生酒と復刻にごり酒。当初は、家族はなにそれ美味いの的に毛嫌いして、手をつけてくれなかったのだけど、わたしが美味い美味い言っているを見て、皆賞味してくれ、やはり美味しいと評判でございました。この復刻にごり酒もこれでもかというほど安価なお酒でございました。


兎にも角にも、わたしの中で草津温泉の評価は俄然高くなってしまいました。旅行中に旅館に用意してもらった「手造りとうせん 大吟醸」は「久保田 萬寿」を超えるほどの至高の味だったし、今回の「水芭蕉 活性にごり純米生酒」と「谷川岳 復刻にごり酒」も破格の値段なのにこの味わい。栃木も全国区の酒蔵はたくさんあるけど、いまの段階では、群馬のお酒に軍配をあげてしまいますな。群馬の酒、美味いです。こうなったら栃木の美味い酒探しが急務ですよ。このままやられているわけには行きませんからね!(おわり)


1.EH酒造「八面大王」

2.オガタマ酒造「蔵の平太  初垂れ(はなたれ)」

3.永井酒造「水芭蕉 活性にごり純米生酒」

4.永井酒造「谷川岳 復刻にごり酒」


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2011に飲んだお酒

http://ameblo.jp/tama-xx/entry-11132787910.html